ストックホルムの北方民族博物館(Nordiska museet)は、ヴァーサ号博物館と並ぶ人気観光スポットですが、いままで一回も行ったことがありませんでした。入館無料だった時代ですらスルーしていたくらいです。
でも、最近私がハマっているドールハウスの展示があると聞いて行ってみたら、ドールハウス以外の展示が意外にも面白くて、結局何時間も館内を見て回っていました。
この記事が、北方民族博物館へ行こうかどうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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北方民族博物館とは?
北方民族博物館(Nordiska museet)は、スウェーデンを中心とした北欧の暮らしや文化、デザイン、伝統を紹介するストックホルムの大型博物館です。
ロンドンの自然史博物館やパリのオルセー美術館に近いスケール感で、じっくり見て回ったら数時間かかってしまうと思います。

北方民族博物館には、約150万点の文化遺産が展示されています。
そのほとんどが実際に人々が使用していたものだそうです。

ところで、見学するときに荷物があると疲れてしまうと思いますので、入場したらまず一階のロッカーに荷物を置くことをおすすめします。
トイレやショップ、子供のエリアも一階にあります。

ヴァーサ王のお出迎え
さてさて、正面から入るとヴァーサ王が出迎えてくれます。

正確には、グスタフ一世ヴァーサ王(1496-1560)です。ヴァーサ王の像はカール・ミレスがオーク材を使って作ったとのこと。
カール・ミレスについてはこちらからどうぞ!彫刻好き必見!北欧・スウェーデンのミレスゴーデン訪問記
ヴァーサ王が亡くなった1560年といえば桶狭間の戦いが起こった年で、その頃の日本は戦国時代ですね!


15世紀
展示は年代別になっています。そりゃそうですよね。
まずは1500年代初頭の白樺の木の展示から始まります。
フィンランドのサヴォニアからスウェーデンの森に移った人たちは「森のフィンランド人」と呼ばれて、白樺の木で生活道具を作るのが得意だったそうです。

16世紀
1600年代のスウェーデンでは貴族が増えました。
戦争で地位を得た人たちがヨーロッパ風の豪華な暮らしに憧れて、戦利品や美術品で権力を誇示するようになったのです。
17世紀
1700年代になると世界中から物が運ばれるようになります。
経済的に余裕のある人たちはお茶やゲーム、外国の食べ物や服を楽しんで新しい暮らしをするようになりました。



18世紀
1800年代は農業中心の暮らしが続いて、服や道具、家具などを家で手作りすることが当たり前。メイドや農作業の仕事が生活を支えていました。
服も家具も「売ってないから作っちゃえ」という時代だったんですね。
私の家族がたまにDIYをすると「すごいね!」と言われていますが、この時代ではそれが当たり前で、もし私がこの時代に生きていたら間違いなく落ちこぼれだったと思います。

19世紀
1900年代になるとグッと親近感が湧いてきます。
なかでもMonica Möllerströmが1958年から6年間着用していたスカートが今っぽくてすごく可愛かったです。
でも、説明書きを読みながら、「Monica Möllerströmって誰?」って思いました。

現在に近づいてくるとマリアンヌ・ウエストマン(Marianne Westman)の陶磁器が出てきました。これなら知ってます!

マリアンヌ・ウエストマンは、ロールストランド(Rörstrand)という名門窯の陶芸家でありデザイナーです。

スウェーデンの昔の食品パッケージも陳列されていて、こういうのは年配の方にはたまらない展示ではないでしょうか?

私が将来おばあさんになって、昔の(子供の頃の)バーモントカレーのパッケージを見たら懐かしくて泣いちゃうかも?なんて思いながら見学しました。
昔の洗濯室の予約板もあって、懐かしかったです。スウェーデンに来て最初のアパートで同じのを使っていました。今は全部オンライン予約ですけれど。

洗濯室って何?という方に:
スウェーデンの古いアパートには、だいたい住人専用の洗濯室があります。自室にもあるのだけど、洗濯室の洗濯機は大型で布団も洗えるから便利です。
テーブルセッティング展示
年代毎の食器やグラスが並ぶテーブルセッティングが並ぶ展示も圧巻でした。
私は1700年代辺りの豪華な感じが好き。

ドールハウス
ヴァーサ王と同じフロア(2階)に8つのドールハウスの展示がありました。
19世紀が4つ、20世紀が4つの合計8つのドールハウスでした。


1940年代のアパート
1940年代のアパートが再現された展示もありました。

ところで、私の小学生の頃の週末の楽しみは、新聞と一緒に入ってくるチラシの住宅の間取りを見ることでした。
なので、間取りの説明をじっくり見てしまいました。



子供のタイムマシーンや遊び場
子供が楽しめる場所や、子供が楽しめる工夫もたくさんありました。
Tidsvalvet
ロッカーに荷物を置いて、ふと「奥には何があるのかな?」と思って進んだらTidsvalvetの入口を発見。
説明を読んでみたら、むかしの北欧のくらしをタイムトラベルしたみたいに体験できる楽しい場所、と書かれています。
対象年齢は8歳以上。あと5分でスタート、ってことだったので少し待ってみることに。

時間になったら係の女性が現れました。私の他に1組の親子。
「大人だけですが入れますか?」と聞いたら、「大丈夫ですよ!対象は8歳以上なんで!」と快諾してくれましたが、お子さんの邪魔をしないように端っこで見学してみました。
中に入ると薄暗いお部屋があって、簡単なクイズに答えるとロックが外れます。すると映像が流れて昔の北欧から現代になるまでを見られました。
映像はスウェーデン語ですが英語の字幕がつきます。もし両方わからなくても映像なので、なんとなくわかるんじゃないか?と思います(どうだろう?)。



The Time Vaultの場所ですが、ちょっと見つけにくいかもしれません。ロッカーやトイレの奥です。

2階の子供の遊び場
ヴァーサ王と同じフロアに、子供の遊び場もありました。
この中は撮影禁止ということで写真は一枚もありませんが、私も子供の頃にこんな場所で遊びたかったなと思うような楽しそうな空間でした。

「1890年代のスウェーデンの農場にタイムスリップ」というのがコンセプトの様で、昔のキッチンや井戸、木でできた動物のお世話など、子供達が本当に楽しそうに遊んでいました。
その横にちょっとお疲れ気味の親御さんたちが付き添っていました。お疲れ様です!お邪魔してはいけないと思い、1分で退散。
パンフレットを読むと、他には、「ミッション:マジパン泥棒」という遊びもあるそうですが、詳しくは係員に聞いてください。と、丸投げすみません!やっていないのでわからないです!
建物自体の魅力
北方民族博物館は、展示品と同じくらい建物が素晴らしかったです。なので見どころをいくつか。






場所は、正面入り口の反対側(西側)の地上階のエントランスです。


北方民族博物館は天井が高くて気持ちの良い空間だったので、建物の中にいるだけでも癒しの時間でした。
ショップ
ミュージアムショップは北欧の工芸品などが並んでいて、お土産探しにも良いんじゃないでしょうか。

中のカフェ
中のカフェは、スープ145クローナ(約2,400円)やスウェーデンのミートボール165クローナ(約2,800円)などの食事やクッキーなどの甘いものがありました。

でも、せっかくの晴天なので外のカフェへ行ってみることに。
外のカフェ:Lusknäppen
外のカフェはLusknäppenといって、存在は知っていたけど初めて入りました。


展示品を見まくって頭がクラクラしていたので、クッキーの甘さとカフェラテが沁みた。

Lusknäppen
住所 : Galärvarvsvägen, 115 21 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.nordiskamuseet.se/artiklar/restaurangen
周辺もなかなか素敵
北方民族博物館の目の前のDjurgårdsvägenという通りもおすすめです。
おすすめっていっても通るだけですけど、初夏は木々がすごく綺麗なのでぜひ歩いてみて欲しいです。

そして、もし「ストックホルムのベスト10ストリート」とかいうコンテストがあったら、間違いなく選ばれると思います。そんなDjurgårdsvägenです。

北方民族博物館(Nordiska museet)
住所 : Djurgårdsvägen 6-16, 115 93 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.nordiskamuseet.se/
料金(2026年5月)
大人:170クローナ
シニア:150クローナ
19歳以上の学生:150クローナ
3歳~18歳のお子様:75クローナ(秋学期と春学期の平日は入場無料)
さいごに
北方民族博物館は、家族から「行こうよ?」と言われても「つまんなそうだからいいや。」とずっと断っていた場所です。
でも食わず嫌いはいけないですね。行ってみてそう思いました。
人々の生活に興味があって雑貨好き、この2大特性を持つ人だったら、きっと楽しめると思います。
ただ、展示品が多すぎるので、張り切って一つずつじっくり見て回ると、最終的に頭痛がしてくるかも?
休憩しながら体調を見ながら見て回るのをおすすめします!
・ ゆったりと海外旅行を楽しみたい!→クラブツーリズム
・添乗員さんにおまかせしたい!→JTB海外旅行
・たくさんのプランから比較して決めたい!→HIS
・ホテルを予約したい!→Hotels.com
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