【ストックホルム郊外】サウナを出たら湖へドボン!ヘラスゴーデンでととのう

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サウナ

ストックホルム郊外に湖畔のサウナに入れるヘラスゴーデン(Hellasgården)があります。サウナで体が温まったら、目の前の湖にドボンと入ってリフレッシュという素晴らしさ。

ストックホルムのSlussen駅からバスでたったの20分で、このサウナ天国に着くのです。それなのになぜか日本のガイドブックには載っておらず、地元民で賑わっています。ガイドブックに載らないのは、万人にウケる場所ではないからでしょう。

というわけで、ガイドブックに代わりまして、サウナを愛する私しろくまが、ヘラスゴーデンの素敵サウナを紹介したいと思います。

ある日のレセプション

Slussenのバスターミナルから、バスで20分。ヘラスゴーデン(Hellasgården)へ着きました。
バス停の前に広がる草っ原。この施設以外何もありません。

Hellasgården

入口に大きな地図が表示されているので、サウナを目指して進みましょう。

レセプションに着いたら、予約している旨と名前を伝えると、施設の説明をしてくれます(2回目だと言うと説明は省略)。予約のリンクは1番最後に載せています。

レセプションの建物、今日の水温20℃という表示あり

幅狭の鍵なしロッカー

更衣室のドアを開けたら靴を脱いで入ります。ロッカーの数はたくさんあって割と綺麗。難点は鍵を持参しないといけないことです。

みんな南京錠を持参してロッカーを使用しています。購入もできますが110クローナと高いのです。

ドライヤーは壁に固定されたのが1台、自宅で使う様な家庭用が1台ありました。

学校のロッカールームみたいな殺風景さ。
茶色いドアがサウナ室、その右手に外へ出るドア。ドアの横に暗証番号が書かれています。
学校や市民プールの様なシャワーエリアで、お洒落さはゼロ
ちょっと狭めのロッカー。スウェーデンのロッカーはこのタイプが多いです。

サウナルーム

信じられないことに、この日は私1人でした。貸切!日によっては、押し合いへし合いの時もあるので、とてもラッキーです。夏休みのシーズンが終わったからかもしれません。

というわけで、サウナルームの写真を撮ってしまいました。人がいたらこんなこと出来ないので。

サウナの奥

ちなみに更衣室とサウナは、女性用と男性用と分かれています。後ほど説明しますが、男女共有の日もあります。

四角ではなく変形のサウナルーム。
入口付近は少し温度が下がります。

サウナでは、ロウリュ(löyly)も出来ます。ロウリュはフィンランドのサウナ文化から来ている言葉で、サウナストーブの熱した石に水をかけて蒸気を立ち上らせるのです。

ロウリュを簡単にいうと、熱い石に水バシャーからの熱気ジュワーですね。

ロウリュ用の水桶と柄杓

ロシア人? 2人組の葉っぱ

結構遅れて、ロシア語らしき言葉を話す年配の女性2人組が入ってきて、サウナ内は3人となりました。

それまで1人だったので、たくさんロウリュしてサウナ内が高温になっていました。「暑すぎる!」と怒られるかと思っていたら、彼女らはもっとロウリュしてさらに高温にしていました。良かったです。

それから2人組は葉っぱで体を叩き始めて、目が合ったら「葉っぱで叩くとマッサージになるし、健康にいいんだよ」と教えてくれました。

なんとも言えない青い良い香りがサウナ中に充満して、森の中にいるみたいでした。

外へ出るときは気をつけて!

サウナで十分温まったら、更衣室横のシャワーで水を浴びるのも良いですし、外へ出て湖にドボンも出来ます。

外へ出る際に気をつけたいのは、湖からサウナの建物に戻る時に暗証番号が必要なことです。内側のドアの横に暗証番号が書かれた紙が貼られているので、それを暗記してから出ましょう。

私は、マッキーの油性マジックを持参して、腕に漢字で4桁の暗証番号を書いています。忘れっぽいので。漢字で書くのは、誰かに見られても漢字が読める人がそうそういないと思うから。

ドアを出たところ涼み
サウナの建物の外観。写真向かって左側が女性用、右側が男性用。
ドアの取手の右側に暗証番号を入力するところがあります

Källtorpssjön湖へどぼん

サウナを出たら湖へダイブしたい所ですが、飛び込み禁止です。でも、8月だというのに水は冷たすぎて、そろーりと入るので飛び込む必要はないのです。

湖に入るには、木で出来た桟橋みたいなところを歩いて奥へ進みます。滑りやすいから気をつけて!という注意書きがあるのは日本と同じです。

桟橋の奥に梯子があるので、柵の外側に入水してください。景色が全然違うので。水温20℃と書かれているのが信じられないくらい湖水は冷たすぎて、初めはブルッと震えます。でも、水の中に入っていると、じんわりと温かくなってきて頭も体もスッキリしてくるのです。

そうなったら気持ち良くて、「もう水から上がりたくない」という心境。湖に浸かりながら対岸の木々をぼーっと眺めていると、本当に安らいで幸せな気持ちになります。

しあわせな光景

語彙不足で申し訳ないですが、最高!という感想しか浮かばない状況。

Källtorpssjön湖

ところで、湖は足がつかないほど深いです。足がつかないところでは心理的に怖くて泳げないので、怖くてハシゴに捕まっていました。それでも気持ちいいー。ちょっと浮くけど(色んな意味で)、いつか浮き輪を持って行きたいなーと思っています。

子供達が去り再び静かな

湖には、学校の先生に引率されて来た生徒達が大はしゃぎで泳いでいました。子供達の様に、サウナには入らないで湖水浴だけするというのもアリなのです。

だからサウナ室へのドアに暗証番号があるのですね。

湖までの岩が結構急で見事に滑りました

世界では紛争や争いが絶えず、毎日の様に事件や事故が起こっているのに、ここの平和さは一体何なんだろう?と、呑気にサウナや湖に浸かれる状況に大感謝しました。

サウナのルールをおさらい

とても楽しいサウナなのですが、結構細かいルールがありますので共有します。

  • 90分の時間入れ替え制
  • 予約時間に遅れても入れるが、退場時間は変わらない
  • シャワーを浴びてからサウナに入ること
  • サウナの中ではタオルを敷いた上に座ること
  • 外へ出る時、涼み処、桟橋や湖では水着を着用すること
  • 外へ出たり湖へ入った後は、足を洗って汚れを落としてからサウナ室へ戻ること
  • サウナ内では裸だけど、水着が清潔なら着ても良い(湖に入って藻などの汚れがついた水着はだめ)
  • 混浴サウナは月曜日と水曜日
  • 混浴サウナの日は水着着用
  • 混浴サウナの日は、女性は男性用サウナに入れるけど、男性用のシャワー、更衣室、トイレは使えない
  • 混浴サウナの日でも、男性は女性用サウナには入れない
  • 木曜の夜は静かな夜(10月まで)。木曜日の午後 4 時からは静けさを求めてくるゲストを尊重して、小さい子供や友達同士(お喋り)は遠慮してとのこと
  • 他にも水曜夜のアロマサウナ、ドイツ由来のアウフグースの夜などあるのでHPをチェックしてみてください

ルールが多くて、自分が間違ったことをしていないか、最初は緊張しました。でも、慣れれば大丈夫です。

ポイントは、湖へ入った後に、湖水の汚れがついた水着で再びサウナへ戻らない、ってことでしょうか。湖に入るとわかるのですが、藻が結構水着についてくるのです。

私のサウナ+湖の入り方

①最初は水着でサウナに入って、暑くなったらシャワー室の水で一回汗を流し、再びサウナに戻ってロウリュ。

②十分温まったら湖へ入る。水着なので暑いまますぐに湖へ行けます。

③湖から更衣室に戻ったら水着を脱いで、シャワーで藻を流してから裸でサウナ室へ(体にバスタオルを巻く)。

④再び温まったら更衣室で水着を着てから湖へどぼん。

⑤ ③に戻って繰り返す

ちょっと、というか、かなり面倒なのですが、このやり方でやっています。この面倒くささを経験しても尚、サウナからの湖水の瞑想は気持ち良いので。

サウナや各種料金

平日の午後2時前110クローナ
平日の午後2時以降130クローナ
週末170クローナ
祝日180クローナ
7 歳までの子供半額
タオルレンタル75クローナ
バスローブレンタル110クローナ
鍵の購入110クローナ
シャワーソープなど25~40クローナ

ととのったところでランチ

私がサウナを予約したのは、10:30-12:00の回でした。サウナの後はちょうどランチタイムだったので、敷地内のレストランStorstugan Hellasgårdenでランチにしました。

Storstugan Hellasgården
Storstugan Hellasgården
Storstugan Hellasgårdenの暖炉
食事メニューの他にシナモンロールやカルダモンロールなど

ランチはグリルしたソーセージ一本に付け合わせにチーズと赤キャベツ。コーンとハラペーニョという面白い組み合わせも。ソーセージが塩辛かったけどヨーグルトでサッパリしました。揚げじゃがいもが美味しくて、スウェーデンのじゃがいもは美味しいなといつも思います。

暖炉がいい感じ
ソーセージのランチ、195クローナ

カフェもあります

サウナ棟のお隣にSjöcafeet Hellasgårdenというカフェもありました。

Sjöcafeet Hellasgården

施設いろいろ

敷地は結構広くて、ビーチバレー、カヤック、マウンテンバイク、ミニゴルフ、ヨガの案内が出ていました。冬はスケートも。宿泊エリアもあって、宿泊できる様でした。

宿泊棟

Uterumは、場所を貸切にしてくつろいだり、バーベキューも出来る様。

Uterum
なんとなくカッコいい案内標識
カヤックのレンタル

アクセスは市内からバスで20分

Hellasgårdenへの行き方は、Slussenのバスターミナルから401番のバスに乗って20分ほどです。

下車駅の名前はHellasgården。そのまんまなので覚えやすいですね。

Slussenバスターミナルの案内板。行きたい方向のバスがどのアルファベットに停車するかわかります。401番はFです。

Hellasgårdenのバス停を降りると、目の前に道路が立ちはだかります。なのに横断歩道や信号機が見えない。ではどうするか?

Hellasgårdenのバス停

地下道があって向こう側に渡れます。

Slussenから来た場合、来た道をちょっと戻ると地下道があります。

Hellasgårdenバス停近くの地下道

サウナの持ち物リスト

忘れてはいけない持ち物が多い場所なので、サウナの持ち物リストを作りました。

南京錠ロッカーに鍵はない。購入もできますが、110クローナ
ビーチサンダル湖まで普通のアスファルトを歩くので、ないと足の裏が痛い
水着湖では水着着用が必須
バスタオルサウナで裸の上から体に巻く用と、体を拭く用で2枚。タオルレンタルもあるけど1枚75クローナ
スポーツタオルサウナ内で体の下に敷くタオル
水ボトルレセプションの人曰く、更衣室の水道の水は飲めるとのこと。マグボトルを持参すればそこで水が汲めます
暗証番号記憶用のマジック忘れっぽい人はマジックで腕に暗証番号を書いておくと安心(私だけ?)
化粧水、フェイスクリーム、日焼け止め、ブラシ必要な人は軽く化粧品持参で
髪留めのゴム意外と忘れがち
シャンプー、コンディショナー、ソープ備え付けのシャンプー等はないので、必要なら持参で
プラスティック袋スーパーの袋とかでOK。濡れた水着やタオルを入れるために
浮き輪やビート板泳げない人は浮き輪持参で

Hellasgårdenのインフォメーション

住所 : Ältavägen 101, 131 33 Nacka
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.hellasgarden.se/

サウナの予約画面はこちら :https://hellasgarden.se/en/aktiviteter/bastu/

正直言って、サウナだけならうちの近所の市民プールに同じ物があるのです。でも、サウナの後に湖に飛び込めて、ストックホルム市内から近い場所はここしかない。

そして、湖に浸かりながらの対岸の眺めがもう最高!頭と体がスッキリするのでおすすめです。

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