ストックホルムの旧市街ガムラ・スタンで、不思議なカフェを見つけました。
看板も公式サイトもなく、オープン時間は窓の張り紙を見ないとわからない。そして料金は自分で決めるという、まったく商売っ気のないカフェです。
初めて入ったのに祖父母宅を訪れたかのような懐かしさがあって、音楽すら流れていない静かな空間でした。
今回は、自分のことは後回しになりがちなあなたに向けて書いています。この不思議なカフェなら、日頃の忙しさを忘れて、ちょっとだけお休みできるかもしれません。
まるで北欧のおばあちゃんの家
カフェの名前は、Helhjärtat(ヒエルヤルタッ、みたいな発音)。スウェーデン語でHelhjärtatは、直訳だと「まるごとの心」かな?意訳だと「心を込めて」みたいな感じです。


さて、Helhjärtatの中に入ると、さっきまで観光客だらけのガムラスタンの通りにいたのに、雪深い北の山小屋に瞬間移動したみたいな錯覚が起きました。

私の祖父母宅は、時計の振り子の音だけが聞こえる静かな家でしたが、ここもそんな感じで、音楽もなくとても静かです。
他のお客さんの会話が少しだけ、サワサワっと風の音の様に聞こえてくるくらい。
そもそもお客さんが、私ともうひと組だけでした。

オレンジのランプで薄暗いのも落ち着く感じ。
とても静かなので、3人以上で行ってワイワイ騒いだら雰囲気が壊れそう。
それよりも、ひとりで行ってまったり本を読んだり、多くても2人くらいで行くのが良いんじゃないでしょうか。

店内にあるのは、床に近いような、すこし低めの椅子たち。
私はお茶の間に座りたい派なので、それに近い感覚だったので、すごく落ち着きました。
お菓子もコーヒーも自分で
中に入ると、お店の人がお店のコンセプトを説明してくれます。
完全なセルフサービスなので、お菓子や飲み物は自分で選んで運んで、そして支払いは後払いとのことでした。

この日のお菓子は、何種類かのクッキーとToscakaka(アーモンドがのったスウェーデンのバターケーキ)でした。
コーヒーは、専門店の様なこだわりのコーヒーではなかったけれど、香りが良くて美味しかったし、普通な感じが祖父母宅という感じがして良かったです。
また、「コーヒーはお代わりしていいよ」とのことでした。

「食べた後は各自でお皿を片付けてくれると嬉しい」とのことだったので、お店の奥に片付けに行きました。


メニューに料金がない
さて、支払いは入り口付近にあるカードリーダーで自分で行います。どこにも料金表がなかったので、「おいくらですか」と聞いたら、「あなたが決めて!」と言われてびっくり。
コーヒーとToscakakaで80クローナくらいかな?と思って、支払いました。でも、素敵な場所だったから、ずっと続けてもらえるように100クローナくらいにすべきだったのかと、いまだにグダグダ考えています。
余談ですが、実際は支払いを忘れてお店を出てしまったのです。そして、ガムラスタンの駅に着いたところで「お金を払っていない!」と気づいて、競歩選手みたいな早歩きでお店に引き返しました。
息切れしながらドアを開けたら、先ほどの女性から「おかえりー」と、笑顔で言われてちょっと嬉しかったし、支払いを忘れたことも全然怒られませんでした。
トイレも素敵
ピンクのトイレが可愛かったので、思わず写真を撮ってしまいました。トイレにシャンデリアを飾るのもいいなぁと思ったり。


営業時間
さて、気になる営業時間です。
私が行った週は、水曜日から日曜日の14時から17時にオープンしていました。いつオープンするかは、窓辺の黒板に書かれているので、外から確認できます。
そして、公式サイトやインスタはないので、この黒板を見に行かないとオープンしているかどうかわからないです。
なので、「開いていたらラッキー」くらいの気持ちで訪問してみてください。

アクセス
Helhjärtatへのアクセスは、地下鉄ガムラスタン駅から徒歩10分くらいです。


Helhjärtat
住所 : Svartmangatan 27, 111 29 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
公式サイトなし
さいごに
私が普段カフェに行くときは、スイーツやコーヒーが目当てだけど、Helhjärtatに関してはこの雰囲気を楽しむためだけに行くことになりそうです。
異世界にトリップできるというか、自宅以外でこういう音のないカフェって本当に貴重だなと思います。
みんなでワイワイするのが好きな人にはつまらないかもしれないけれど、一人の時間が好きな人や、静かに過ごしたい人にはおすすめしたいガムラスタンのカフェでした。








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