【ストックホルムから日帰り】グスタフスベリの旅、陶器巡り編

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ショッピング

たまーに行きたくなる陶器の街グスタフスベリ(Gustavsberg)。2年に一回行くか行かないか?くらいの頻度です。その理由は、「グスタフスベリはすごく遠い所」というイメージがあるから。

でも、実際はストックホルムから東にわずか20km。それだけの距離を面倒くさがってはいけない。東京駅から横浜駅だって30kmあるのだから。

というわけで重い腰を上げて、久しぶりにグスタフスベリ(Gustavsberg)へ行ってきました。

北欧食器に詳しいわけでもなく、収集家でもないのに、グスタフスベリへ行くと陶器LOVE魂に突然火が付いてしまうのが本当に不思議。

こんな私でさえ大満喫したグスタフスベリなのだから、北欧食器や北欧アンティーク食器が好きな人にはたまらない場所だと思います。今回は、そんなグスタフスベリでの食器巡りの1日を紹介します。

グスタフスベリ陶磁器工場のショップ

Artipelagからバスに乗って20分、意気揚々とやってきましたのは、グスタフスベリ陶磁器工場のショップ(Gustavsbergs Porslinsfabrik)。

どうしてストックホルムのSlussenからでなくArtipelagから来たのかというと、グスタフスベリとArtipelag美術館の場所がバスで20分と近いからです。詳しくは、Artipelag美術館の記事をご覧ください。

バスを降りてグスタフスベリ陶磁器工場へ向かって歩いていると、足場が組まれていて普段と様子が違う。到着したらなんと工事中でした。

Gustavsbergs Porslinsfabrik、足場付き写真が撮れたのはレア写真かも?と自分を励ます

気を取り直して聞き込みを開始したところ、工場のすぐ近くに店舗が移転していることが判明したので早速駆けつけました。現場はVärmdö Kulturehusの建物です。向かって左側のドアから入りましょう。

Gustavsbergs Porslinsfabrik店舗

Gustavsbergs Porslinsfabrikは、1825 年に設立された歴史ある工場です。元々の工場の店舗は、だだっ広い店内に陶磁器が所狭しと並んでいましたが、こちらの新店舗はこぢんまりとしています。

Gustavsbergs Porslinsfabrikの店舗

ところで、スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg, 1916-1982)をご存知ですか?彼は、グスタフスベリで最も人気のあるデザイナーのうちの1人でした。

リンドベリは生前、「機能的でありながら、その美しさで喜びを生み出す物を作ること。」という言葉を残しています。

機能性はもちろん大事だけれど、豊かな精神も大事にされた人なのですね。

それでは、次の写真から、スティグ・リンドベリの陶器をいくつかバーっと紹介していきます。

スティグ・リンドベリの陶器

Stig Lindberg Berså

参考までにBersåの値段表を載せておきます。2等品なので、正規品に比べると不具合があります。細かい柄のズレ、色の具合や陶器のキズ等が正規品とは違うのでしょうが、間違い探しみたいで私にはよく分かりませんでした。

アウトレットでのショッピングは、完璧を求めない人におすすめです。

Bersåの値段表
ケーキスタンド
RIBB
Röd Aster
Adam
柳の木の葉がモチーフのSalix

日本人デザイナーのティーカップ

日本人デザイナーの鹿児島 睦(かごしま まこと)さんの作品も販売されていました。Majというシリーズです。ちなみに、Majはスウェーデン語で5月という意味です。

Maj

グスタフスベリ陶磁器工場のインフォメーション

住所 : Tyra Lundgrens väg 19
HP : https://gustavsbergsporslinsfabrik.se/
営業時間 : 11:00-17:00(月-日)

日本にいてもグスタフスベリの商品が買えるなんて素敵!

イッタラアウトレット

グスタスフベリ工場ショップの目と鼻の先にイッタラアウトレット(Iittala Outlet)があります。

Iittala Outlet
Iittala Outlet店内
Iittalaは30-50%引き
ムーミンシリーズは30%引き
Rörstrandは30-50%引き
Rörstrandのマグカップは50%オフで265クローナ
Rörstrandのボウルは50%オフで115クローナ
Hackmanのレトロ柄

陶器とは関係ありませんが、Kullamustのアップルジュースが30%引きで売られていました。完全無添加の濃厚なリンゴジュースで大好きなので、このお値段で買えるのはお得でした。

Kullamust

イッタラアウトレットのインフォメーション

住所 : Tyra Lundgrens väg 23, 134 40 Gustavsberg
地図 : Googleマップで見る
営業時間 : 11:00-18:00(月-日)

Iittalaの食器はシンプルだから飽きなくて良いですよね。

アンティークショップ : Jetson Design

イッタラアウトレットを出て海の方に向かって歩くと、Antikの看板が見えてきます。三角屋根のレンガ色の可愛い建物が目印。

中に入ると陶器の世界が広がっています。

Jetson Design

テーブルの上一面にお皿、壁一面のカップ。アンティークの陶磁器好きにはたまらないお店かと思います。

ところで、レジの横で何故かポケモンカードが売られていました。店主さんは、アンティーク+ポケモン好き?

Jetson Design
壁一面のカップ

ここで見つけたアンティークの大皿は食事の時に大活躍しています。2枚あったのに1枚しか買わなかったことを少し後悔中。

Jetson Designのインフォメーション

住所 : Odelbergs väg 5, 134 40 Gustavsberg
HP : なし

営業時間
月-木 : 11:00-16:00
金 : 11:00-13:00
土日 : 休み
営業時間が短いので気をつけてください!

2024年の8/25-26にグスタフスベリで陶器のLoppis(フリーマーケット)が開催されます(11-16時)。
HP : https://jetson.se/v-rmd-festivalen(スウェーデン語)
↑こちらのLoppisは終了しています。

リサ・ラーソンのグスタフスベリ陶器スタジオ

Jetson Designと同じ建物の中に、リサ・ラーソン(Lisa Larson,1931-2024)の工房があります。
リサ・ラーソンはグスタフスベリのデザイナーとして世界的に有名で、ライオンや猫の置物を目にした方も多いのではないでしょうか。

そのリサがグスタスフベリから独立して設立したのが、グスタフスベリ陶器スタジオです。作品の販売もしていますが、この日は、営業時間内に行ったにも関わらずクローズしていました。

こういうゆるーい感じがスウェーデンらしいな、と思いながら店を後にしました。

KERAMIKSTUDION GUSTAVSBERG

リサの工房のインフォメーション

正式名称 : KERAMIKSTUDION GUSTAVSBERG
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.kstudion.se/

営業時間
月-木:11:00-16:00
金:11:00-13:00
土日:休み
ランチ休憩で12:00-12:30はクローズ(時間は変動あり)

支払いは、現金かSwish(スウェーデンの支払いアプリ)のみです。カードが使えないので現金を用意して行ってください!

みんな大好きリサ・ラーソンのライオンが日本でも買えます😊

ライオン Sサイズ(リサ・ラーソン/Lisa Larson)

価格:6600円
(2024/9/13 05:37時点)
感想(6件)

ライオン Mサイズ(リサ・ラーソン/Lisa Larson)

価格:11000円
(2024/9/13 05:38時点)
感想(10件)

Orrefors Kosta Boda

Orrefors Kosta Boda

Orrefors Kosta Bodaは、グラス製品が充実しています。ノーベル賞授賞式後の晩餐会で使われるワイングラスと同じ物も棚に並んでいました。

また、Orrefors社のグラスもたくさんありました。

Orreforsのグラス

Orrefors社といえば、ストックホルム市立図書館の大きなシャンデリアが有名です。

ストックホルム市立図書館にあるOrrefors社のシャンデリア

なぜか、日本の子供用のお茶碗やお箸、「日本一」と書かれたマグカップが売られていたのが面白かったです。

Orrefors Kosta Bodaのインフォメーション

住所 : Tyra Lundgrens väg 15-17, 134 40 Gustavsberg
地図 : 地図で見る
HP : http://www.kostaboda.com/

営業時間
月-木 : 10:00-18:00
土日 : 10:00-17:00

グスタフスベリ陶磁器博物館

グスタフスベリ陶磁器博物館(Gustavsbergs Porslinmuseum)は、行かなくてもいいかな?と思っていましたが、実際は意外と見応えがあり、行ってみて良かったのでおすすめします。

Gustavsbergs Porslinmuseum

Gunnar G:son Wennerbergという、グスタフスベリの人気デザイナーの作品が展示されていました。Wennerbergは日本の絵画を購入して研究し、特に秋の花という絵画は、日本の絵画から影響を受けています。

Gunnar G:son Wennerberg(1863-1914), Autumn flowers
素晴らしい下絵の数々
Gunnar G:son Wennerberg の見事な壺
絵が形になりました

Artipelagでひまわりの展示を見た後だったので、ここにもひまわりが!と嬉しい驚きがありました。

元気が出るひまわりの作品

2階がまた充実のコレクションで、目がくらくらしました。こんなにたくさん!と、嬉しい悲鳴。

壺コレクション
お皿のコレクション
実家のカレー皿に似ていたので思わず写真を撮ってしまいました。

もちろん実家のお皿は似ているだけで、本物ではないと思
います。

有名なリサ・ラーソンのライオンにも会えました。

1番好きだったパンダ。わるーい上目遣い可愛い。
ひまわりの花瓶はレプリカを作ってくれたら買いたい。

グスタフスベリ陶磁器博物館のインフォメーション

住所 : Odelbergs väg 5, 134 40 Gustavsberg
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.gustavsbergsporslinsmuseum.se/

営業時間と料金
11:00–16:30 : 100クローナ
16:30–17:00 : 50クローナ
20歳以下は無料
月曜が定休日
※閉館30分前に入場すると半額なのが面白い!私はもちろん半額で入場しました。

グスタフスベリへの行き方いろいろ

Artipelagからグスタフスベリへの行き方

私がグスタフスベリへ行くときは、先にArtipelagという美術館へ行くことが多いです。それなので今回は、Artipelagからの行き方を紹介します。

前回のArtipelag の記事から続いているので、良かったらそちらもお読みください。

下の地図をご覧ください。左下の青丸(Artipelag)から右上の赤丸(グスタフスベリ)まで、468番のバスでたったの19分です。但し、Artipelag発のバスが1時間に1本しかないので、乗り遅れない様に気をつけてください。

グスタスフベリのSalixtrappanで下車。バス停を降りたら前方見えるレンガ色の建物が、グスタフスベリ陶磁器工場です。
※但し、現在は工事中で別の場所にあります詳細は先述)

Slussenの新しい臨時バスターミナルからグスタフスベリへ

ストックホルムのSlussenのバスターミナルからグスタフスベリへは、バスで30分程。時間帯によってバスの乗り継ぎルートや所要時間が変わるので、Googleマップで検索してみてください。

Slussenのバスターミナルが工事の為移動していて、少しわかりづらいので説明しますね。

地下鉄Slussen駅の改札を出て、下の写真にある高い鉄柱を探してみてください。地下鉄の出入口はたくさんあるのですが、Götgatanじゃない方の出口です。鉄柱に向かって左下の方にバスターミナルへ続く階段があります。

写真左下の方へ行くと、バスターミナルへの階段があります
この階段を下りていきます
地下道を抜けると外に出るので、写真右手の屋根のある道へ進みます
看板を参考に。グスタフスベリはVärmdö方面です
足場が組まれた道をどんどん進みます
バスが見えてきました!が、まだまだ歩きます
建物に沿って歩き続けます。途中看板が出ているので大丈夫
Slussenのバスターミナルに着きました。

Slussenの地下鉄駅からバスターミナルまで8分かかりました。慣れれば平気なのですが、最初は迷ってしまうかもしれません。バスの乗り換えがある場合は、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。

Slussenのバスターミナルは、フォトグラフィスカという写真美術館の隣なので、そこを目印に進むのも分かりやすいかもしれません。

さいごに

グスタフスベリは陶磁器の他にもカフェ、レストラン、港やお土産ショップなど、見どころがたくさんありますので、それはカフェ&レストランとショップ編で紹介したいと思います。

グスタスフベリの陶磁器は全部可愛すぎてどれがいいか迷ってしまいます。お茶の時間が楽しみになりますね。貴女はどれが好きですか?

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