スウェーデン人にとってワッフルは、子どもの頃から食べ慣れた定番のおやつ。春には、ワッフルを食べて祝う「ワッフルの日」もあります。
今回は、ストックホルムの人気ワッフル店と、かんたんに作れるワッフルレシピ&ワッフルメーカーを紹介します。
おうちで手軽に、北欧カフェ気分を楽しんでください。
ワッフルの人気店、Älskade traditioner
ストックホルムのセーデルマルム島にあるÄlskade Traditionerは、ワッフルが美味しい人気店。
甘いワッフルも食事ワッフルも両方あって、特にチョコレートやバナナをのせた甘いワッフルは家族みんなの大好物です。

Älskade traditionerのレトロな店内は、まるで昔にタイムスリップしたみたい。インテリアを眺めるのも楽しくて、その場にいるだけでテンションがあがる空間です。



客層は、おじいちゃん&おばあちゃんから幼児まで様々。何回行ってもまたすぐ行きたくなる、おすすめのワッフル店です。



スウェーデンのワッフルは、薄くて少しパリッとしています。サクサクと言った方がいいかも?
ベルギーのもちもちしたワッフルとは違って、サクサク食感が楽しいスウェーデンのワッフルです。

写真だとわかりづらいですが、スウェーデンのワッフルメーカーは、ハート型のものが多いです。日本のワッフルメーカーは格子状が多いですよね?

甘いワッフルも好きですが、最近気に入っているのがチーズやハムが入ったワッフル。今までどうしてこの美味しさに気づかなかったのだろう?と後悔中!
サンドイッチとはまた違う食感で、チーズがとろとろで本当に美味しくておすすめです。



平日は分かりませんが、私が行く週末はいつも混んでいて、人数が少ないと相席になることもあります。行列覚悟か、オープンしてすぐに行くことをおすすめします。

Älskade traditionerは大人も子供も大満足のワッフル店。人気なのも納得です。ストックホルム旅行の際にはぜひ!
Älskade traditioner
住所 : Södermannagatan 42, 116 40 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.alskadetraditioner.se/
スウェーデンのワッフルの日
ところで、スウェーデンには、「ワッフルの日(Våffeldagen)」というかわいい春のイベントがあります。
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、スウェーデンでは、毎年3月25日にワッフルを食べます。
ワッフルの日は、もともとは、キリスト教の祝日「受胎告知の日(Vårfrudagen)」が由来。福音書によれば、大天使ガブリエルがマリアのもとに降りてきて、9か月後に神の子を出産することを告げたそうです。
この「受胎告知の日(Vårfrudagen)」が訛って、「Våffeldagen(ワッフルの日)」に聞こえるようになったことがきっかけだとのこと(参考:Vårfrudagen, Nordiska museet,Nordiska museet)。
ちなみにスウェーデンでは、サクサクのワッフルに、生クリームといちごジャムをのせて食べるのが定番です。ブルーベリーやラズベリージャムも人気。
また、スウェーデンのスーパーでは、手軽に作れるワッフル粉が売られていて、一つ20クローナくらいで買えるので、お土産にもおすすめです。


おすすめワッフルレシピ
「近所ではワッフル粉が手に入らない!」という方のために、我が家のレシピを紹介します。このレシピはしっとり気味のワッフルです。
カリカリのワッフルの方が好みでしたら、ワッフル粉を使うことをおすすめします。
材料:ワッフル(7-8枚分)
バター:70g
薄力粉:300g
ベーキングパウダー:小さじ1.5
塩:小さじ1/2
たまご:2個
牛乳:350cc
トッピング(お好きなものを!)
泡立てた生クリーム
いちごやブルーベリーのジャム
新鮮なフルーツ
チョコバナナもおすすめ!
作り方
1. 電子レンジでバターを溶かしておく(900wで30秒くらい)
2. 薄力粉、ベーキングパウダー、塩をボウルに入れる
3. 上記2に、たまごと牛乳を入れて泡立て器でよく混ぜる
4. 溶かしバターを加えてよく混ぜる
5. 上記4でできた生地をワッフルメーカーに入れ、お好みの焼き色になるまで焼く(ワッフルメーカーによりますが、だいたい3分くらい)
※生地をふちギリギリまで入れるとあふれるので、8割程度を目安に流し入れてください。

甘い系はもちろん、チーズやハムを加えて食事系にアレンジするのもおすすめで、「おうちでÄlskade traditioner」気分が味わえます!
「レシピから材料をそろえるのはちょっと面倒…」というあなたには、ワッフル専用のママパンのワッフルミックスがあります。
ママパンのワッフルミックスは、
・イースト不要
・発酵不要
・材料を混ぜて焼くだけ!
とかんたん便利。
業務用なので、1キロ入ってこのお値段なのも助かります!
おすすめのワッフルメーカー
「お店に行きたいけど、ちょっと遠いしめんどう」という時もありますよね。
そんな時は、おうちでワッフルタイム!お店のワッフルの味を、いつでもおうちで楽しめたら最高ですね。
ここでは、人気のワッフルメーカーを3つ紹介します!
Vitantonio(ビタントニオ)ワッフル&ホットサンドベーカー
Vitantonio(ビタントニオ)のワッフル&ホットサンドベーカーは、プレートが取り外せる点が最高。それだけで購入する価値があります。取り外せないタイプだと、お手入れが本当に大変なのです😭
「たくさん食べたい派」にはダブルプレートが正解。私は焼けるのを待っている時間が嫌いなのでダブルプレート派ですが、気長な人はシングルプレートで少しずつ焼くのもアリかも。
プレートはワッフル以外にもホットサンド・たい焼き・ドーナツも作れます。これ1台でいろんなスイーツが作れるのも嬉しいですね。
少し大きめなので、キッチンにスペースが必要ですが、本気でワッフル作りを楽しみたい人にはぴったりです。
口コミでも、
- プレートが洗えて衛生的
- タイマー付きで使いやすい
- 中身がはみ出しにくくて安心
- トーストよりも美味しくできる!
と、高評価。品質も信頼されていているのに、手頃な価格なのも人気の理由です。
BRUNO(ブルーノ)ワッフルメーカー
BRUNO(ブルーノ)は少し高めですが、デザインがとても可愛いです。ワッフルメーカーというより、どちらかというとホットサンドメーカーとしてよく使われています。
私の家族はBRUNO(ブルーノ)を使っていますが、間近でみると「かわいいっ!」となります。
マニュアル通りの時間では焼けないことが多いので、ちょっと忍耐が必要ですが、見た目にもこだわりたい方にはピッタリです。
下記のリンクの製品は、ワッフルプレートとのセット販売なので、ワッフルを作りたい場合はこちらを購入してくださいね。(※セットじゃないとワッフルプレートがつきません)
Solemood
ブルーノがちょっと高いなと感じる方には、同じように可愛いデザインで、しっかり焼けるワッフルメーカーがあります。
ワッフルプレートもありますが、どちらかというとホットサンドメーカーとしての性能に力を入れている感じですね。でも、このお値段でこのクオリティなら、十分満足できると思います。
ちなみに、これはシングルタイプです。
これはダブルタイプです。
スウェーデンのワッフルメーカー、SKEPPSHULT
スウェーデンのワッフルメーカーは、丸型もありますがハート型がとても多いです。例えば、SKEPPSHULT のワッフルメーカー。
ただし、このSKEPPSHULT の鉄製のタイプはけっこう重くて、手入れが面倒な上に高価です。
「こんなのもあるよ!」という感じで紹介してみましたが、正直なところ、おすすめはしないです。
今まで紹介した中では、Vitantonio(ビタントニオ)が一番おすすめです!
プレートが取り外せて洗えるし、値段と使い勝手がちょうど良くて、幅広い用途に使えるのが良いと思います。一度に2枚焼けるのが本当に便利!
ワッフルをどんどん焼きたい!とか、お店っぽい仕上がりを目指したい!というワッフル好きさんにはぴったりだと思います。
でも、もし「見た目も大事!」という方なら、BRUNO(ブルーノ)がいいかもしれません。デザインがすごく可愛いので、キッチンに置いておくだけでも素敵。もちろん飾るだけじゃなくて、ワッフルを焼くことも楽しんでほしいです!
さいごに
ストックホルム旅行の際は、ぜひ「Älskade traditioner」に立ち寄ってみてください!
そして、おうちではワッフルを焼いて、お好きなトッピングでカフェ気分を楽しんでみてくださいね。
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