ヴァーサ号博物館は、ストックホルムを訪れる人におすすめの博物館です。
17世紀に沈没した巨大な戦艦ヴァーサ号がそのままの形で展示されていて、その迫力に本当に驚くと思います。また、沈没後333年間も海底に眠っていたとは思えないほどの保存状態の良さも見どころの一つ。
まるでタイムスリップしたみたいな気分になれますし、船の細かい装飾も見応えがあります。
博物館の中はとても広くて、ヴァーサ号本体はもちろん、ヴァーサ号沈没に関する短いフィルムの上映や船のミニゲーム、当時の船内の展示、レストラン、お土産ショップがあって半日は楽しめます。
今回はヴァーサ号博物館の見どころをササッと紹介します。
ヴァーサ号博物館の外観
ヴァーサ号博物館はストックホルムのユールゴーデン島にあります。建物から突き出した帆が目印です。
大迫力のヴァーサ号
館内に入ってすぐに大迫力のヴァーサ号が出迎えてくれます。船が大きすぎて、見学者のみなさんが写真に収めるのに苦労していました。
ヴァーサ号はスウェーデンで作られた大きな戦艦でしたが、1628年の処女航海の日にストックホルム港を出てすぐに沈没してしまいました。設計ミスでバランスが悪かったのです。
333年もの間、海の底に眠っていましたが、1961年に引き上げられました。船の98%が原型をとどめていて驚くほど保存状態が良かったため、現在はヴァーサ号博物館で展示されています。
ヴァーサ号の全長は約69メートル、高さ52メートルもあり、当時の世界最大級の艦船でした。
船員のトイレ
乗務員用のトイレは船首に2つしかありませんでした。450人の乗務員に対してトイレが2つ。当然足りないので、船の側面で用を足す船員もいたそうです。
また、上官は別の場所にトイレがありました。
トイレと言っても底のない箱で、海中に垂れ流していたそうです。でも処女航海で沈没ということは、このトイレは使われなかった可能性もありそうですね?
その他の展示
ヴァーサ号本体の他に船に関する展示もあります。興味深かったのは、
・乗務員の給料表
・船内の模型(中を歩けます)
・船内を再現した模型
です。
発見者Anders Franzen
ヴァーサ号を執念で発見したのは、アンダース・フランゼン(Anders Franzen、1918-1993)さんです。
お子様が楽しめそうなエリア
お子様は飽きちゃうかなー?という感じですが、子供も楽しめそうな空間がいくつかありました。
特別展示レゴ
レゴで作られた難破船を集めた展示LEGO Brickwrecksが開催されています。ヴァーサ号博物館の入場料で見学できます。
LEGO Brickwrecksの展示は2025年1月6日までです!
ヴァーサ号の他にレゴで出来たタイタニックの展示もありました。
レストラン
ヴァーサ号をひととおり見たら、レストランへ行ってみましょう。
レストランはフードコート方式で、トレーを持ってガラスケースの中のフードを自分で取り、レジで会計します。サンドイッチやシナモンロール、お菓子などがあります。
温かいフードを頼むときはレジで伝えましょう。
フードコート方式ではありますが、料理を注文すれば席まで運んできてくれます。料理を運んでくれた方が、「お皿が熱いから絶対に触っちゃだめだからね!気をつけてね!」と優しかったです。
ヴァーサ号博物館のレストランは結構美味しいので好きです。家族がストックホルムに来た時や気が向いた時に来る程度なので頻繁ではありませんが、4回くらい来たのかな?毎回美味しかったです。
ショップ
ヴァーサ号博物館のショップだけに、お土産は船のグッズで溢れていました。
ヴァーサ号博物館は水辺に近いので、見学の後は海を見ながら周辺をぶらぶら歩くのもおすすめ。
日本語の音声ガイド
見学の時に音声ガイドを利用することをおすすめします。
ガイドツアーもあるのですが、日本語ではありません。また、ツアーだと「もう少しじっくり見たいな」という時にも進まないといけない。
その点、音声ガイドだったら自分の好きなタイミングで案内を聞けます。しかも日本語で!
入り口付近に置いてあるパンフレットの中のQRコードから音声ガイドにアクセスできます。
館内には無料Wi-Fiがありますので、ぜひ音声ガイドを試してみてください。
その際にはイヤホンをお忘れなく!
インフォメーション
住所 : Galärvarvsvägen 14, 115 21 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.vasamuseet.se/
入場料
18 歳までの子供 : 入場無料( 12 歳未満は大人の同伴が必要)
2024年10月~12月 : 大人190クローナ
2025年1月~4月、10月~12月 : 大人195クローナ
2025年5月~9月:大人230クローナ
※来年は値上げする様です!
※以前あったロッカーがなくなっていました。
※Wi-Fiはパスワードなしで使えます。
さいごに
ヴァーサ号を実際に見る前は「ふーん」と思っていても、実際のヴァーサ号をみたら「わぁ!」に変わると思います。
見るのと聞くのは大違い、ということでストックホルム観光の際にはぜひ足を運んでみてください。
近くにスカンセンやカフェもあります
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