ストックホルムの北側に、子供たちが目をキラキラさせて遊ぶトラム博物館(Spårvägsmuseet)があります。
ここでは電車だけでなく、バス、トラム、船、馬車の展示もされていて、ストックホルムの昔の交通機関について遊びながら学べます。
乗り物好きの子供たちにとって間違いなく夢中になれる場所だと思うので、ぜひ紹介したいと思います。
レンガの外観
トラム博物館(Spårvägsmuseet)は、ストックホルムの北に位置するヨルトハーゲン(Hjorthagen)にあります。
電車、バス、トラムや馬車の展示
広い館内には、昔のトラム(路面電車)、電車、バスや馬車の展示まであります。
「触らないでください」の表示が所々で見られ、実際に座ったりはできないのですが、レトロなデザインや古めかしい椅子を見るだけでも楽しいものです。
ところで、小さい男の子が入ってはいけない電車の奥に忍び込んで、それを見つけた母親に引きずり出されて号泣していたのを目にしました。電車があったら中に入ってみたいですよね。
以前に埼玉県大宮市の鉄道博物館に行ったときは、電車の中まで入って座った記憶があります。ああいう風にできたら良いのですけどね。何か事情があるのでしょう。
昔のストックホルム
興味がない方が多いかもしれませんが、昔のストックホルムの写真が魅力的だったのでシェアします。
Sergels Torget(広場)、KungsgatanやÅhléns(デパート)の現在の姿を知っているので、「えー!今と全然違うー!」といちいち驚いてしまいました。
1967年9月3日は、スウェーデンの交通が左側通行から右側通行へ変わった記念すべき日です。以前、スウェーデン人のおばあさんからこの日のことを聞いたことはあったのですが、写真で見たのは初めてでした。貴重な写真を見られて良かったです。
子供が大はしゃぎ
館内は子供が喜ぶ仕掛けがたくさんあり、はしゃいでいる子供達の姿を目を細めて見てしまいました。気分は祖母です。孫、いませんけど。
かけっこに挑戦
この博物館でぜひトライしてほしいのは、Plan3(3階)のかけっこです。
「ここはなんだろう?」と見ていたら、「一緒に走らない?」と、知らない男性に聞かれたので、なぜかその方と競争しました。全力で走って結果は16km/hでした。運動嫌いな割に時速16キロって結構速くないですか?
走った結果は、馬車、フェリー、鉄道などに例えて表示されて、「僕は馬車だー!」と子供達が言い合っているのが可愛かったです。
ミニトレインに乗れます!
電車を見ながらランチ休憩していたら、ミニトレインがやってきました。ポッポー。
小さな電車には小さなお客さんがたくさん乗っていました。世の中にこんな可愛い光景があるのかと目が釘付け。
このミニトレインにどうやって乗れるのだろう?と思い、チケット売り場に行って係の方に聞いたら、「年齢は1歳以上から、20クローナ払ったら乗れるよ。」とのことでした。
防犯カメラがあちこちに
ストックホルムの公共交通機関に最初の防犯カメラが設置されたのは1998年で、録画された内容は最大5日間保存されるそうです。え?5日間だけ?と思ったのは私だけでしょうか?
飲食スペースや写真機も!
公式HPによると、2階にはお弁当を食べられるスペースがあって、電子レンジも使えるそうです。
来館するのは小さい子が多いでしょうから、これは有難いですね。学校遠足も多そうですし。
電車を見られるカフェ
1階にある緑の電車の前にカフェがあります。カウンター席の目の前が電車!電車好きに嬉しいカフェではないでしょうか。
カフェではグリルサンドイッチやラザニアなどの軽食の他に、スウェーデン定番のお菓子やマフィンが食べられます。
子供用メニューはホットドッグ(Korv med bröd) 25クローナ、スウェーデンのパンケーキ(Pankakor)3枚69クローナなど、スウェーデンキッズ定番のランチがありました。
スウェーデンのパンケーキはクレープの様に薄くて、ジャムや生クリームをかけて食べます。
私はグリルサンドイッチを頼みましたが、チーズがとろとろで美味しかったです。
子供が喜ぶカフェの楽しい仕掛け
このカフェの魅力は子供が喜ぶたくさんの仕掛けです。特にカウンターテーブルの前を走る模型電車は見どころ。
私は最初気がつかなかったのですが、男の子がテーブルを行ったり来たりしているので「なんだろう?」と思って確認したら、目の前を模型電車が走っていました。
サンドイッチを食べていたら小さな男の子が来て、「パパ!僕ここに座る!絶対にここ!」と言って椅子の後ろにあるオモチャの電車で遊び始めました。かわいいー。
子供が喜ぶ仕掛けがたくさんあるカフェで、喜んでいる子供達がかわいくてほっこりしました。
欲しいものだらけのショップ
通常はお土産ショプで欲しいものは滅多に見つからないのですが、ここのショップは欲しいものが色々ありました。
センスを疑われそうですが、地下鉄路線図のグッズが可愛くて買おうかどうしようか、かなり迷いました。特に路線図Tシャツがたまらなく可愛い。
大人用路線図Tシャツを手に取ってじーっと見つめる怪しい私。でも、本当に欲しいものは即決できるし迷うってことは必要ないのかな、と思い帰宅。でも、こうやって改めて見るとやっぱり可愛いぞ。
路線図ナプキンなんかもありました。
次に欲しくなったのは、路線図の傘。かわいくないですかー!雨の日が楽しくなりそう。うちの最寄駅もプリントされていました。やっぱり買うべき?
ちなみに家族の反応は「えーっ!なんで路線図ぅー!?」って感じだったので、やはり私のセンスはおかしいのでしょうか。
阪急電車のTシャツを見つけてしまいました。これも可愛い!
ベビーカー置き場すらかっこいい
館内全てスタイリッシュでオシャレな空間でしたが、ベビーカー置き場までカッコよくて思わず写真に収めてしまいました。こんなベビーカー置き場ってあります?
Spårvägsmuseetのインフォメーション
住所 : Gasverkstorget 1, 115 42 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : http://sparvagsmuseet.se/
営業時間
火-日 : 11:00 – 17:00
定休日 : 月曜日
料金
大人 : 120クローナ
子供 : 18歳以下無料
学生 : 60クローナ
シニア : 60クローナ
さいごに
来館しているのは、ほぼ幼稚園くらいのお子さんとそのファミリーでした。小学校高学年以上だともう楽しめないのかな?
小さい子供達が電車を見てはしゃぐ姿が、とても微笑ましかったし癒されました。
ここは是非お子様を連れで行かれることをお勧めします。もちろん大人もどうぞ!(私の博物館じゃないですけど、、。)
目の前に美味しいベーカリーがあるのでこちらもチェックして見てください
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