ストックホルムのすぐ隣に、静かな自然に囲まれた島があるのをご存じですか?島の名前はLidingö。
有名観光地を離れて、「人と違う場所に行ってみたい」「自然に癒されたい」という人にぴったりの島です。
観光客にはあまり知られていない島ですが、Lidingöには森や湖が見える静かなカフェ、森の中のハイキング、小さな博物館、美味しいレストランなどの楽しみが揃っています。
アクセスは簡単で、ストックホルムからバスやフェリーで気軽に行けるのも魅力。
知られざる穴場の魅力を、現地リピーターの私が紹介します。ストックホルムとは違う、もうひとつの北欧を見つけられますよ!
ストックホルム近郊の穴場、Lidingö島とは?

Lidingö島は、ストックホルムの中心部から約10キロメートルに位置しています。
電車やフェリーで30分ほどでアクセスできる自然豊かな島。
小さい島ながら豊かな森や湖に囲まれていて、北欧らしい静かで落ち着いた場所です。
観光地としてはあまり知られていない穴場なので、都会のすぐ隣とは思えないほど落ち着いた時間が流れています。
また、Lidingö島は、毎年9月の最終週末に開催されるクロスカントリーマラソン大会(Lidingöloppet)でも有名です。
30kmを走るメインレースには1万人以上が参加して、世界最大級の規模を誇ります(Lidingöloppetの公式サイト)。
ちなみにLidingöは日本語にない発音なのでカタカナ表記ができません。強いて言うなら「リーディンゴォ」か「リーディンゲェ」が近いですが、Öの発音が難しいです。
Lidingöの散策スポット
Lidingöの良さはなんといっても自然!森や湖をぜひ探索してみてほしいです。
軽いハイキングコースの紹介
森を歩くといっても、スウェーデン北部にある国立公園の様な広大さではないので安心してください。
週末の午後に気軽に歩ける、ちょうどいいお散歩コースがたくさんあるので、まずはそちらを歩いてみて欲しいです。
今回は、Lidingö島で私が好きなハイキングコースを3つ紹介します。
といっても正式なルートではなくて、私が実際に歩いて「ここ好き!」と感じた道です。
湖畔のカフェまで
はじめに、路面電車のBrevik駅を出てVattenverket Kottlasjönというカフェへ行くコースです。
残念なことに、Googleマップには道として認識されていないのか、表示されませんでしたので、画像で示しました。
下の画像ですが、Brevik駅を青色に沿って進み、①のところを左折しないで直進してください(赤線)。
湖にぶつかったら左折して森の中を進みましょう。




森といってもちゃんと歩道があるので安心です。


ブルーベリーも生えていますよ。今(5月下旬)はまだ食べられませんが、7月くらいに行けば摘み放題です。
スウェーデンの野生のブルーベリーは、小粒ですが甘くて美味しいですよ。


小鳥のさえずりを聞きながら歩いていくと、15分くらいでVattenverket Kottlasjönというカフェに着きます(詳細は記事後半の「おすすめグルメスポット」にて)。
私は、ベンチに座って湖を眺めたり、ブルーベリーを見つめたりしているので15分以上かかりますが、寄り道しなければ15分で着くの?と驚きました(15分というのはGoogleマップ情報)。
でも寄り道した方が人生楽しいですよね。

森のカフェまで
次は、Brevik駅から森のカフェまでの約18分のハイキングコースです。
Googleマップでは徒歩18分とありますが、私は立ち止まったり、お花に見とれたりするので、もっと時間がかかります。




羊の放牧を見ながら草原を進むと、森のカフェLångängens Gårdへ到着。


Långängens Gårdについては、記事後半の「グルメスポット」で詳しく紹介します。
森のカフェからバス停
3つ目は、Långängens Gårdから西へ進んでToppmurklevägenというバス停へ進むコースです。
バス停に着いたら、そのままバスに乗って次の場所へ行けるのでとても便利なコース。
ハイキングコースは自然が綺麗で見どころいっぱいです。



馬が草を食べている姿が可愛くて、見つめてしまいます。

馬たちは、日本語で話しかけると無視ですが、スウェーデン語で話しかけると振り向いてくれます。
スウェーデン語はわかっているみたいです。

馬は突然近づかれることや大きな声を嫌うので、ささやき声で優しく話しかけたり、近くではゆっくり動くようにしましょう。
道なりに歩いていくと、Toppmurklevägenというバス停に出ます。
ここからバスでストックホルムに帰るのもいいですし、そのままLidingöに泊まってのんびりするのもアリです(記事の最後におすすめホテルを載せています)。

富裕層の島の街並み
ところでLidingö島は、ストックホルム市のすぐ隣にあるLidingö市に属しています。
「ミリオネア達の島(Miljonärernas ö)1」と呼ばれることもあって、高所得層が多く暮らすエリアとして知られています。美しい住宅街が広がっていて治安も良いので、安心して散策できますよ。
バスに乗る機会があれば、ぜひ道沿いの住宅にも目を向けてみてください。映画に出てきそうな素敵な家ばかりで、どんな人が住んでいるのだろう?と想像力がかき立てられます。
もちろん豪邸だけではなく、アパートもあります。







ミレスゴーデン博物館
ミレスゴーデン博物館(Millesgården Museum)は、ストックホルム観光の定番の「ABBAミュージアム」や「ヴァーサ号博物館」と比べると、かなり地味な存在です。
展示も派手さはなくて、メインは彫刻。庭に並ぶ彫像は少し迫力がありますが、それでも全体としては地味で静かな印象です。
特別展が開かれると人が集まることもありますが、基本的にはひっそりしています。

それでも私はミレスゴーデンが好きなのですが、その理由は静けさにあります。現世から隔離されたような、アートと自然に包まれた静かな空間。
特に夏は、庭の花が咲き誇ってとても綺麗です。


華やかな展示が好きな人や、パーティー好きの人は「なにここ?つまんない!」という感想を持つかもしれませんが、静かに自分と向き合いたい人、落ち着いた時間を過ごしたい人にはぴったりの場所です。
ミレスゴーデン(Millesgården Museum)
住所 : Herserudsvägen 32, 181 50 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.millesgarden.se/
夏はプール!
夏にLidingöを訪れるなら、Breviksbadetという屋外プールがあります。電車のBrevik駅から歩いて10分ほど。

プールの水温は26度に保たれているとのことですが、私が行った日は寒くて入っていられませんでした(気温25度位の日)。
一応、小さめながらサウナもあるので、少し温まることはできます。ただし、そのサウナもぬるめなので、結局ずっと寒かった思い出です。

とはいえ、気温が30度くらいになる真夏日には、水遊びにぴったりの場所かなと思います。気温が30度の日はあんまりないのですが、、。
芝生に囲まれたプールサイドは雰囲気がよくて、ハンバーガーやホットドッグ、シナモンロールなど軽食を食べられます。

Breviksbadet
住所 : Gåshagavägen 1, 181 65 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.breviksbadet.se/
料金
大人:95クローナ
年金生活者:80クローナ
7-17歳:55クローナ
3-6歳:35クローナ
2歳以下:無料
Lidingöのおすすめグルメスポット
Lidingöには、自然だけではなく美味しいお店もたくさんありますよ。
私がLidingöを訪れるのは夏から秋なので、森や湖畔のカフェなど、外で食事ができる場所の紹介が多くなってしまいますが、夏の森と湖は、本当に気持ちよくて癒されるのでおすすめです。
湖畔のカフェ : Vattenverket Kottlasjön
私のイチオシは、湖畔にあるカフェ Vattenverket Kottlasjönです。
湖を眺めながら食事ができる最高のロケーション。カフェへ行くまでの森の風景も素敵で、本当にリラックスできます。





湖畔の雰囲気も最高ですが、食事やパンもちゃんと美味しいです。特にパン!
石窯で焼かれたパンは、ハード系からもっちりした柔らかいパンまで種類が豊富で、どれも最高。

お店の方も親切で、つい長居したくなるような心地よさがあります


Vattenverket Kottlasjön
住所 : Insjöhagsvägen 14, 181 65 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.vattenverket.se/
森の中のカフェ : Långängens Gård
Långängens Gårdは、森の中にあるカフェ。赤い壁に白い窓枠という、スウェーデンの伝統的な家!という見た目なのに、中はカフェというギャップがたまりません。

室内席もありますが、夏なら断然テラス席がおすすめ。森の空気の中でのんびりできます。

手作り感あふれるケーキやランチは美味しくて、特にバスクチーズケーキが人気です。見つけたらぜひトライしてみてください!
ただ、食事はちょっと量が少ないかなぁ。しっかり食べたい人はケーキも一緒にどうぞ!






Långängens Gård
住所 : Långängens Gård, 181 41 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.langangensgard.se/
湖の目の前&衝撃のトイレ:Kaptensstugan
Kaptensstuganは、湖のすぐそばにあるカフェです。スウェーデンらしい赤壁の家の庭先に席が並んでいて、のんびりした雰囲気。
もともとは、船乗りや船長たちが集う場所として使われていた、1860年代の建物ですが、今はカフェとして生まれ変わっています。

料理やケーキは手作り感があって、派手さはないけれど、じんわり美味しいです。祖母が作ってくれた食事っぽいというか。
富裕層の多いLidingöにしては価格もそこまで高くなくて、ふらっと立ち寄れる気軽さがうれしい。


店内にも少し席がありますが狭いです。私は夏しか行ったことがないので、冬はどうなっているのかちょっと謎です。


Kaptensstuganで衝撃なのは、トイレ!心の準備をして行ったほうがいいと思うので、先に書いておきます。
トイレは水洗ではなく汲み取り式な上に、2人並んで使うスタイルです😭
初めて行ったとき、ドアを開けたら中に女性が座っていて、思わず「わっ!」と叫んでしまいました(私が悪いのに)。


鍵はあるにはあるのですが、完全に閉まるタイプではなくて、ちょっと隙間が空いてしまいます。
つまり覗ける😭
窓があって、そこから中が丸見えなのも無理。外には木が茂っていて、道路からは見えないと思うのですが、それでもやっぱり不安です。

結局、汲み取り式のトイレの蓋を開ける勇気も出なくて、このカフェのトイレを使用したことはありません。
手洗いも水道ではなく、洗面器と水汲みが置かれているスタイル。
という、カルチャーショック連発のトイレです。
でも、1860年台に建てられたところ、と聞けば納得のレトロさですね☺️


Kaptensstuganの裏手には、Lidingö Churchがあります。
17 世紀に建てられた美しい白い石造りの教会です。カフェの帰りにお時間ありましたら、立ち寄ってみてください。


Kaptensstugan
住所 : Klubbvägen 2, 181 42 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.kaptensstugan.se/
最高のピザ屋 : 450 Gradi
450 Gradiはもちもちピザが食べられるレストランです。
ストックホルムからフェリーで着くと、フェリー乗り場のほぼ目の前にレストランがあります。

何回か店舗移転していて、さいしょは森の中の小さな食堂、次は海の目の前の少し広めの店舗、そして現在は木々に囲まれた広々店舗、と出世魚の様に拡大しています。
最初の店舗から見てきた者としては、店舗拡大の歴史を、孫を見守るような気持ちで嬉しく眺めています。孫、いませんけど。

450 Gradiは、もちもちピザが名物ですが、前菜やパスタ、お酒にデザートまでありますし、家族連れでも友達同士で行っても良いお店です。
店名の450 Gradiは、450度でピザを焼き上げることからつけられたそう。450度で90秒焼き上げたもっちりしたナポリピザです。

名物のピザは、具によりますが、160-270クローナくらい。以前より値上がりしていますが美味しいです。


デザートにラズベリージェラートを頼んだら、「ラズベリーにするの?マンゴーかピスタチオの方が絶対美味しいよ!」とウエイターさんに言われ、ピスタチオに変更。
ピスタチオアイスは初めて食べましたが、ナッツの存在感がすごくて冷たいナッツを食べてるみたいでした。ピスタチオなのにほうじ茶みたいな風味があって、不思議な味体験。
「どう?美味しいでしょ?」とウエイターさんに聞かれたので、感想を伝えたらとても喜んでくれました。

ところで、450 Gradiの共同経営者は、元プロサッカー選手のJesper Blomqvist氏だそうです。
私はサッカーに詳しくないのですが、有名な方なのでしょうか?


450 Gradi
住所 : Brostugevägen 1, 181 55 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.450gradi.se/
お米が恋しくなったら : Lulu
スウェーデン料理が続くと日本食が恋しくなりませんか?特にお米!
お米が恋しくなったらLuluのお寿司があります。
湖の目の前にあるので、綺麗な景色を眺めながら食事ができます。


お寿司は日本で食べるものとだいぶ違います。
チリマヨネーズや七味、揚げ玉がのっている不思議なお寿司に感じるかもしれませんが、慣れてくればこれはこれで美味しい「スウェーデン流のお寿司」です。

一つ前で紹介した450 Gradiは、移転前はこの場所で営業していました。

Luluのお店の前にある「足を伸ばせるベンチ」が良いので一度寝転がってみてください。
食事の後、ここに寝転がってまどろむのが最高です。

Lulu
住所 : Periskopvägen 19, 181 55 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : https://www.restauranglulu.se/
※チェーン店でストックホルム市内に何店舗もあります
市場のレストラン : Lidingö Saluhall
すごく小さいけれどLidingö Saluhallというマーケットもあって、スウェーデンの家庭料理をベースにした日替わりランチが人気です。
路面電車のSkärsätra駅からは徒歩5分くらいの場所にありますが、坂道を上がっていくのでちょっと疲れるかもしれません。




周囲になにもないので、このためだけに行かなくてもいいと思いますが、近くに寄ったらぜひ!
観光客はまず見かけない、地元密着のお店です。

Lidingö Saluhall
住所 : Pyrolavägen 7, 181 60 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://lidingosaluhall.se/
平日ランチは、
10:00-11:00は145クローナ
11:00-14:00は160クローナ
と、時間によって変わるのが面白いですね
本格パティスリー:Lidingo Bread & Patisserie
Lidingo Bread & Patisserieは、地元で愛されるパティスリーで、石窯で焼かれたパンとペストリーが人気です。
ちなみに、オーナーでもあるアンナ(パン職人)とフレドリック(シェフ)はノーベル賞授賞式で活躍したすごい人。
フレドリックはノーベル賞授賞式の晩餐会を2回、アンナはノーベル賞のデザートに1回携わっています。
Lidingo Bread & Patisserie
住所 : Stockholmsvägen 40A, 181 32 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.lidingobrod.se/
小さいけどモールも : Lidingö centrum
Lidingö centrumという小規模なショッピングモールもあります。
ただ、おすすめでもないし、絶対行ってほしいわけではなくて、スーパーやレストランが見つからなかった時に、こんな場所もありますよ!という紹介でした。
他には薬局や日用品のお店などもあって便利です。
Lidingö centrum
住所 : Friggavägen 30, 181 32 Lidingö
地図 : Googleマップで見る
HP : http://www.lidingocentrum.se/
ストックホルムからのアクセス方法
ストックホルムからLidingöへは、バスでも電車でも行けますが、1番のおすすめはフェリーです。
おすすめはフェリー
ストックホルムの「Nybrokajen 」からLidingöの「Lidingö/Dalénum」までは、フェリーで約50分。
しかもSLチケットで乗れるのでとってもお得です。ストックホルムの地下鉄やバスに乗る感覚でフェリーに乗れるのです!
SLチケットというのは、ストックホルムの公共交通のことです。SLチケットについてはこちらの記事を。






途中、いくつかのフェリー乗り場を経由して、Lidingö/Dalénumへ到着。Lidingöらしくない、大きなタワマンが見えてきます。

「フェリーで50分って結構長いんじゃない?」と思うかもしれませんが、景色を見ているとあっという間です。
ただ、風が強いことが多くて結構寒いので、夏でも羽織るものを持参した方が良いかもしれません。

バスや路面電車もあります
Lidingöへのアクセスは、フェリー以外にもバスや路面電車があります。
ストックホルム市内からは、地下鉄赤ラインで終点のRopsten駅まで行って、そこからバスか路面電車でLidingöへ行けます(T-Centralen駅からRopsten駅まで約8分)。
Ropstenの地下鉄駅から路面電車の駅は直結しているので、迷わずに行けると思います。





バスの行き先は番号で表示されているので、わかりやすいと思います。
バス停に番号が書かれているので、何番のバスが止まるのかが一目でわかります。

ところで私は、何回Lidingöに行っても「今どこにいるんだっけ?」と、迷子状態になるので、Googleマップで現在地の確認が欠かせません。特に森を歩いていると現在地がわからなくなってしまいます。
なので、LidingöではGoogleマップが命綱なので、eSim(Wifi)とモバイルバッテリーは絶対に用意して行ってくださいね!
モバイルバッテリーはコードが絡まるのが嫌なので、スマホに直接差し込めるタイプがおすすめです。
インターネットはeSimが便利です。かんたんにインターネット接続できる「airalo」は正直言って安さで選んでいますが、使える国が多いことと、eSimの便利さもいいなと思っています。
eSimは、物理的なSIMカードなしで通信できるしくみです
私はスウェーデンで使うのではなくて、日本へ一時帰国するときにeSimを買っているのですが、現地でWifiを探し回らなくていいのでおすすめです。
Lidingöで泊まるならここ!おすすめホテル4つ
Lidingöに行ったら、森や湖の周りをハイキングして歩き回るので、かなり疲れます。
そんな時に、「もうちょっとここでゆっくりしたいな」という方には、素敵なホテルもあります。
ミレスゴーデンの隣:Villa Foresta
先に紹介したミレスゴーデンのお隣にあるのがVilla Foresta。
お城の様な外観で目立っています。Ropsten駅から近く、周囲の雰囲気も良いホテルです。
ミレスゴーデンにもすぐ行けます、お隣なので!

高台にあるので、路面電車の駅から来ると坂道を登るのが大変ですが、ホテルからの眺めはとても良いですし、食事も美味しかったですよ。
Villa Forestaをみてみるイチオシ:Rönneberga Konferens
Rönneberga Konferensは、Lidingö島の東端にあってちょっと遠いので、実は私は2回しか行ったことがありません。
えいっ!と気合いを入れないと行けない場所というか。路面電車はここまで通っておらず、アクセスはバスのみなので(または車)。
でも、その分のんびりしたいときにはぴったりです。バスも時間によっては30分に一本だったりするので、いっそ泊まってしまうのが正解。
有料ですが屋内プールやサウナがあります。それに、海の近くで自然に囲まれているので、リラックスできると思います。
Lidingöの北東エリアに立ち並ぶホテルは、スウェーデンの会社が大好きな「泊まりがけの会議」で利用されていることも多いです(これ、すごく不思議な文化)。
なので、タイミングによっては企業の団体さんと一緒で、朝食が大混雑ということがあるかもしれません。
でも、6月下旬から7月なら夏休みをとっている人が多いので、そこまで混雑を心配しなくても大丈夫だと思います。
ちなみに「6月上旬、大人2人」で検索してみましたが、シングルベッド2つ並んだ部屋で一泊1600クローナ(約24,000円)は、この環境にしては良心的なお値段だと思います。シングルルームは998クローナ(約16,000円)くらいでした。
高級ホテル:Ellery Beach House
Ellery Beach Houseは、一つ前の「Rönneberga Konferens」ホテルのお隣です。
ちょっとお高めのホテルで、たとえば7月上旬、大人2人一泊で4,000クローナ(本日のレートで6万円強)します。
でも、さきほどHotels.comで見たら、同じ条件で一泊4万5千円になっていたので、サイトや時間によってかなりお値段が変わりそうですね。
ホテル内には、有料ですがプールとサウナがあります。全体的に高級感があって評判も良く、海のそばの静かな環境です。
Ellery Beach HouseをみてみるSkogshem & Wijk
Skogshem & Wijkは今までノーチェックだったのですが、良さそうなので書き留めておきます。
公式サイトによると、ジム、プール、サウナ、卓球、ビリヤードなどがあるそうです。
ビリヤードって、最近やっている人を見たことがないけど、楽しいのかな?卓球はやってみると意外と楽しいですよね。
プールがありますが、有料か無料かどうかはわかりません。
やっぱり1番のおすすめは先に紹介した「Rönneberga Konferens」です。
とはいえ Skogshem & Wijkもみてみるさいごに
Lidingö島は、本当に静かで地味な島なのですが、北欧を愛する人はそういった「日常の何気ない時間」に心を動かされる繊細な方々だと思うので、静かな北欧の休日をきっと気に入ってくれると思います。
よかったら関連記事もご覧ください。
- Dyraste områdena i Stockholm: Vad kostar det?(Pris 2025),Mäklarsmart, https://www.mäklarsmart.se/pris/stockholms-dyraste-omraden?utm_source=chatgpt.com ↩︎
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