ガムラスタンはストックホルムの旧市街で、中世の街並みが残る美しいエリアです。狭い石畳の通りや歴史的な建物が魅力で、王宮や大聖堂などの観光スポットも多くあります。
ガムラスタンは名所が多いので、ポイントをまとめてササッと紹介します。それぞれの名所については、個別に記事にする予定です。
今回紹介するのは、ストックホルム一小さい像といわれるアイアンボーイ、中央の広場、石畳、ドイツ教会、世界一細い道、お土産屋さん、インスタ映えトンネルや新名所のVattentorget等です。
ガムラスタンを一緒にお散歩する気分でお付き合いください。
幸せが訪れる? アイアンボーイ : Järnpojke
アイアンボーイの頭を撫でたり、小さな贈り物をすると幸せが訪れると言う口伝えがあります。そのため、たくさんのコインが供えられていて、頭を撫でられた男の子の頭はツルツルになっていました。
季節によっては、セーターを着せてもらったり、マフラーが巻かれていたりします。季節ごとに違う様子が見られるのは楽しいですね。
アイアンボーイがいるこの一角では、ガムラスタンの喧騒から離れて静かな時を過ごせました。
小さいベンチに座りアイアンボーイを眺めながら、何百年も前のガムラスタンの様子に思いを馳せるのは楽しいひと時でした。
アイアンボーイのインフォメーション
住所:Trädgårdsgatan 2, 111 31 Stockholm
*Finska kyrkan(フィンランド教会)の裏手にいます。
インスタ映えトンネル
Västerlånggatanにオレンジ色の小さなトンネルがあります。とても短く何の変哲もないトンネルですが、どうにも可愛くてつい写真をとってしまう場所です。
Gåsgrändstunnelnトンネルのインフォメーション
住所 : Västerlånggatan 24A, 111 29 Stockholm
Gåsgrändstunnelnで検索するか、Iris Hantverkという雑貨屋の隣なのでチェックしてみてください
ストックホルム大聖堂 : Storkyrkan
ピンクの外壁が可愛いストックホルム大聖堂は、聖ジョージとドラゴンの彫刻があることや、歴代王室の結婚式が執り行われることでも有名な教会です。
時計台の時計は、魔女の宅急便のモデルになったのではないかとも言われています。
ストックホルム大聖堂は、別の記事で詳しく紹介していますのでチェックしてみてください。
ストックホルム王宮 : Kungliga slottet
ストックホルム大聖堂のすぐ近くにストックホルム王宮があります。タイミングが合えば衛兵交代式を見られます。
血浴の広場 : Stortorget
ストックホルム王宮の近くには、Stortorget(広場)があります。
Stortorgetは、ストックホルム最古の広場といわれています。そのStortorgetで起きたストックホルムの血浴(Stockholms blodbad)と呼ばれる事件について少し説明させてください。見学するときの見方が変わると思うので。
ストックホルムの血浴とは、スウェーデン王クリスチャン2世が、1520年11月にガムラスタンのStortorgetで行った大規模な処刑のことです。
クリスチャン2世(1520年1月時点ではデンマーク王)は、スウェーデンに侵攻して戦った後、1520年3月にスウェーデン王として承認されました。
そして、クリスチャン2世の戴冠式後、反対勢力とみなされた100人以上の貴族や市民がStortorgetで処刑されました。(※スウェーデンは14世紀末からデンマークの支配下にありました。)
この事件はスウェーデン独立運動を加速させ、グスタフ・ヴァーサの指導の下での独立戦争の引き金となりました。
現在のStortorgetは、昔そんな事件があったとは思えないほど平和な場所となっています。
Stortorgetはスウェーデン語で「大きな広場」という意味ですが、名前ほど大きくはありません。
日中は混雑していますが朝8時台は空いているので、ホテルがガムラスタンの近くでしたら早朝にお散歩してみるのも良いですね。
石畳の古通り探訪
ガムラスタンの通りは趣があってどこを見ても絵になります。故に写真を撮りまくってしまうのです。
ガムラスタンは、石畳がツルツルしていて滑りやすく、石と石の間の隙間が多いので、歩きやすい靴で行きましょう。
車輪が小さいベビーカーで行くとガタガタ揺れて、車輪が取れるのではないか心配になる程です。スーツケースやキャリーケースを引っ張るのも難しいでしょう。
ドイツ教会 : Tyska kyrkan
ドイツの井戸の広場 : Tyska Brunnsplan
井戸がある広場は、ドイツ教会の近くにあります。また、以前はこの地区にドイツ人コミュニティがあったことにちなんで、Tyska Brunnsplan(ドイツの井戸の広場)と呼ばれています。
ストックホルムで1番狭い路地 : Marten Trotzigs Grand
Marten Trotzigs Grandは、ストックホルムで1番狭い路地といわれています。
その道幅は約90cmです。絶え間なく観光客が訪れるので、たまに渋滞も発生します(時間帯によります)。
すれ違う時に(観光楽しんでる?という意味で)ニコッとしあったり、先に道を通してくれた時に「ありがとう」「どういたしまして」という、ちょっとした会話を交わすと、ほっこりした気持ちになります。
Järntorgetのエバート・タウべ(Evert Taube)像
さて、Järntorgetという広場へやってきました。カフェやレストラン、紅茶などのお土産屋さんが立ち並ぶ華やかな広場です。
Järntorgetの片隅にEvert Taubeの像があります。Evert Taube(1890-1976) は、作家、作曲家、詩人という多才な芸術家としてスウェーデンで人気がありました。2015年からは、50クローナ紙幣に描かれています。
Googleマップで、Evert Taube statue Gamalstan / Järntorgetで検索すると詳しい場所が出てきます。
ガムラスタンのトイレ問題
ガムラスタンは素敵なところなのですが、一つ問題があるとすれば、トイレに行くのが大変だということです。
Stiernan Ramenというラーメン屋さんの目の前に、公衆トイレがあるのですが、有料にも関わらず中がとても汚いです。私が入った時は、そもそも便座がありませんでした。今は、改善されていると良いのですが。
そのため、レストラン、カフェやノーベル博物館などトイレがありそうな場所へ行ったら、とりあえず入っておくことをおすすめします。特に、トイレが近くなる冬場は気をつけてください。ガムラスタンでトイレ難民になってしまいます。
お土産屋さん
ガムラスタンを歩いていると、あちこちにお土産屋さんがあります。ザ・スウェーデンといった帽子、Tシャツ、マグネットやキーホルダーから、素敵な北欧食器や雑貨まで様々な種類のお店が見つかります。ぶらぶら歩いて、好みのお店を発見してください。
別の記事でガムラスタンのおすすめ雑貨店3選やリサ・ラーソンやベルサグッズのお店を紹介していますので、そちらもチェックしてみてください。
海へ続く小道
新名所のVattentorget
2024年6月6日に、新名所のVattentorgetが解放されました。長いこと工事中で、何ができるのかな?と思っていましたが、ガムラスタンとセーデルマルムを繋ぐ、新しい待ち合わせ場所ができた様です。ベンチがたくさんあるので、海を眺めながら一休みもできそうです。
Vattentorgetを歩いていると、水の音が聞こえてきて、フワッーと潮の匂いがし、とても良い気分になりました。この場所は、以前は海だったので、かつての海の上からガムラスタンを眺めるのは、不思議な気分でした。
さいごに
ガムラスタンは、何度訪れても楽しい場所です。現代に生活していながら、500年前にタイプスリップした様な錯覚を起こすこともあります。
小さいエリアながらも、見どころはたくさんで、夏は新録と古い建物との美しさのコントラスト、冬は雪景色の中に佇む建物の美しさなどを楽しめます。
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