少し前に魔境の様なアンティークショップを見つけてしまいました。ストックホルム郊外にある店舗なのですが、面白かったので紹介します。
住宅街で異彩を放つ店構え
お店の名前はRyttargatans Vintageといいます。
周辺は住宅街なのですが、お店が近づいてくると、アパートの前に家具を並べて異彩を放っている光景が目に飛び込んできました。
歩道には、当たり前の様に家具やランプ等の売り物が置かれていました。こういう大らかなスウェーデン、大好きです。
入ってすぐは普通のショプに見えましたが
中に入って商品の多さに驚きました。見渡す限りびっしりと食器、陶器、ランプ、キッチン用具、アクセサリーやグラスが並んでいました。
ここまでは、よくある普通のセカンドハンドショップといった趣です。
リネンの部屋もあるのかー!へぇ!と思っていました、この時までは!
レジの奥へ進むと
レジでは商品が飛ぶ様に売れていました。そして、ほとんどの商品に値札が付いていないので、お客さん達はレジで初めて値段を確認している様。
「えー!この値段で!?」と、皆さんびっくりしている様だったので、値段はそんなに高くないのかなという印象を持ちました。
レジの先に進むと古着の部屋がありました。
古着の部屋を出ると、長い廊下が続き、廊下の両サイドに小さな部屋が並んでいます。その一つ一つの部屋の中まで商品がぎっちりと陳列されていました。
この辺で、「このお店ってどれだけ部屋があるの?」と思い始めます。
どこまで続くのかこの部屋は?
この辺でいよいよ不思議に思い始めました。なんでこんなに広いの?このお店はなんなの?と。
え?地下もあるの?
各部屋を見て回り、少しの疲労と共にレジのある最初の部屋の方へ戻ってきたのですが、お客さんが次々に階段を降りて行くのが見えました。
え?地下もあるの?
地下がまたすごかったです。そこは魔境という言葉がぴったりでした。
地下には年代物の本、最近の本、レコードや絵画がぎっしりと並んでいました。
絵画がまた充実していて、これは一体どうしたのですか?というくらいの絵画祭り。
立派な刻印のある絵画もありました。Bengt NordenbergのAndaktという作品で1857年の物。
他には、August MalmströmのGrindslantenという作品も目立っていました。
そして、この絵がWikipediaにも載っていたのが驚きです。
(https://sv.wikipedia.org/wiki/Grindslanten)
Wikipediaによると、この絵は何度か取引されていて最高額が「1991年の1,600万クローナでの取引」とありましたが本当に!?
買った方がいいんじゃないの?と思いましたが、残念ながら穴が空いていたので価値が下がったのでしょう。
地下の商品もすごいボリュームで、ちょっとアンティークを見て帰るつもりだったのに、気がついたら1時間以上商品を物色していました。
この日手に入れたのは、持ち手のカーブが素晴らしいワイングラス。たったの50クローナでした。アンティーク風のグラスは一つ20クローナで買えたので、大満足です。
お店を出た時は、心地よい疲労でクラクラしました。
地下鉄の駅もアートだった
郊外のお店と言っても、ストックホルムのT-centralen駅から8分です。Solna centrum駅で下車。Solna centrum駅からお店までは徒歩で11分。私は少し迷ってしまったので15分くらいかかりましたが、慣れれば近く感じます。
初めて行く場所は、土地勘がないと迷いますよね。
そして、Solna centrum駅を初めて利用したのですが、駅構内が可愛くてびっくりしました。
Ryttargatans Vintageのインフォメーション
住所 : Ryttargatan 7, 169 35 Solna
地図 : Googleマップで見る
HP : なし
インスタグラム: https://instagram.com/ryttargatansvintage?igshid=MmIzYWVlNDQ5Yg==
営業時間
土日の11:00-15:00
営業時間が短いので気をつけてください!
また、クレジットカードが使えないので、現金を用意してください!(スウェーデン在住の方、Swishは使えます)
それにしても魔境の様なアンティークショップで度肝を抜かれました。
ストックホルムは東京に比べたら小さい首都ですが、まだまだ面白い場所がたくさんあるなと思いました。私は、2週連続で行ってしまいましたが、毎回違うものが置いてあって面白いです。
正確には、ソルナ市にあるからストックホルム市ではないのですが、お時間ありましたら寄ってみてください。
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