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ストックホルムから1時間!クリスマスの世界を楽しんでみた話

イベント

こんにちは、ストックホルムマニアのしろくまです😊

クリスマスが近づいてきましたね。

今年は、いつも行くガムラスタンのクリスマスマーケットではなくて、ストックホルム郊外に行ってクリスマスを感じてみました。

向かった先は、ストックホルムから電車で1時間ちょっと。Steninge Slottsbyのクリスマスの世界です。

郊外なので空いているかと思ったら、意外にも大混雑でしたが、ショップやレストランの他にお城周辺のお散歩も楽しめました。

アクセル・フォン・フェルゼンのモニュメントを発見したりと、ベルバラファンとしては嬉しいサプライズも!

半日でサクッと行けるので、週末のお出かけに良いかもしれません。

ガムラスタンやストックホルム市内のクリスマスマーケットに飽きたわー、というストックホルム在住者の方は、気分転換にのぞいてみてください!

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石造りの納屋へようこそ

頑丈そうなSteninge Slottsbyの石造の建物
1873 年に建てられた石造の納屋

ストックホルム中央駅から電車とバスで約1時間。

Steninge Slottsbyに着いたらまず目に入るのが石造りの建物です。

この建物が想像以上に貫禄があって、目に入った瞬間「かっこいい!」とテンションが上がりました。

中にはショップやレストランが入っていて、雰囲気もすごくいい感じ。

横長のSteninge Slottsby
石造りのSteninge Slottsbyかっこいいなぁ

ショップ:Stenladanのクリスマス

今回初めて行ったのだけど、Steninge Slottsbyが、クリスマスに向けて本気ってことだけはわかりました。

Steninge Slottsbyの中にStenladanというショップがありますが、中に入った瞬間、クリスマスの雰囲気がどどん!と漂っていました。

Steninge Slottsby内の大きなくるみ割り人形
王様?
Steninge Slottsbyのクリスマスグッズの会場Stenladan
STENDALANの入口

クリスマスリースも雑貨もプレゼントも、みんなクリスマス仕様。

Stenladanに並んだクリスマスグッズ
円形屋根の建物の中にクリスマスグッズがずらりと

↓こういう白いツリーもいいですよね。

Stenladanのくるみ割り人形たち
くるみ割り人形?みたいなのが可愛かった
円形のStenladan
クリスマス柄のキッチンダスター
クリスマス仕様のキッチンダスター、アリかも

ペッパーカーカ(ジンジャークッキー)のお家や小物も夢いっぱいでよかったです。

ジンジャーブレッドハウス
茶色のお家が優勝

↓スウェーデンのサンタクロースは「トムテ」と呼ばれていて、こんな風に小さくて目が隠れていますよ。

Stenladan
営業時間:クリスマス2025
月-金 : 11:00-18:00
土日 : 10:00-17:00
2025年は11月8日から12月23日まで毎日営業

ショップ:Steninge kompaniet

レンガのSteninge kompaniet

石造の建物のエントランスを入ってすぐ左には、Steninge kompanietというショップがあります。

広い店内で、キッチン用品からリビング、バスルームまで、「家の物はここで全部揃うかも?」というレベルの、なかなかの品揃えでした。

クリスマスムード漂うSteninge kompanietの入り口
Steninge kompaniet

写真はないですが、食品コーナーは小さいけどなかなか良いチョイスでした。

香りの良いオリーブオイルや、お高めのジャム、クリスマスのコーヒーや紅茶など。

クリスマスリースの並んだSteninge kompaniet

お店の奥には、ストックホルムの高級インテリアショップ、Svenskt Tennっぽいランプシェードがあって二度見しました。

タグを見たら、Svenskt Tennではなかったのですが、カラフルで可愛かった。

↓こちらの記事でSvenskt Tennを詳しく書いています。

【北欧インテリアと雑貨】スウェーデンの人気ショップ17選

カラフルなランプシェード
Svenskt Tennっぽいランプシェード

店内には、普通のカップまで「クリスマス限定ですよ」みたいな顔して並んでいました。

勢いでコップを2つ買って帰ったのですが、よく考えたらクリスマス全然関係なかったです。でもかわいいからいいか。

クリスマスといえば、ホットワインですが、ホットワインをキャンドルで温めておけるカラフを買おうかどうしようか、かなり迷ったけど、「年に一回しか飲まないからいらないかも?」と思ってやめました。

ホットワインを温めるカラフ
帰宅した今も「やっぱり買えば良かった?」と悩み中

↓これはドイツのホットワインだけど、スウェーデンのホットワインもなかなか甘いです。

スウェーデン語では、Glögg(グロッグ)といって、スパイスも入っています。

かわいい!と素敵!が溢れている店内でした。

クリスマス仕様の郵便ポスト
カラフルな子供用のキッチン雑貨

余談ですが、お店の人が「そのバッグかわいいね!」と私のバッグを褒めてくれたので、良い1日となりました。

Steninge kompaniet
月曜日-金曜日 : 11:00-18:00
土曜日・日曜日・祝日 : 10:00-17:00
休業日 : 夏至前夜、クリスマスイブ、クリスマス、ボクシングデー、大晦日、元旦
HP : https://www.steningekompaniet.se/

ショップ:ニューポート

一階をぐるっと見たら、階段があったので上ってみたら、「Newport Steninge」というショップがありました。

ニューポートへ上がる階段
Newport Steninge

家具やクッションなどの家具周りの小物に全力を注いでいる感じでした。

ちょっと高級路線なのかな?

ほとんど自社デザインで作られているけど、ArtwoodやDutch Eichholtzみたいな有名ブランドとのコラボもされているそうです。

ニューポートでよかったのは、あちこちにいる動物。

表情が絶妙で、ぬいぐるみにして売ってくれないかなと思いました。

ハリネズミの人形
鹿の親子人形
赤ちゃんかわいいな
立ち上がるしろくまの人形
しろくまもいた!

ニューポートは、祖父母世代なんかの落ち着いた人向けのインテリアかな?と感じました。

天井まで届きそうなニューポートのツリー
ニューポートのシックなインテリア

Newport Steninge
月曜日-金曜日: 11:00-18:00
土曜日・日曜日: 10:00-17:00
休業日: HPでチェックしてください
HP : https://www.newport.se/our-stores/steninge-slottsby

↓私の好みド真ん中のショップは「BERRY-KAGU」さんで、欲しいものだらけです。

レストラン : Steninge Bruk

一階にはレストラン「Steninge Bruk」がありまして、毎日薪でお肉や魚焼いてるんですって!

私が行ったのは週末で、週末はブランチがあるからなのか、ものすごい人混みでした。

なにも知らないで予約なしで行ったら、「あと30分で予約の人が来るけどそれでいいなら。」ってことで座れましたが、すごい人気ですね。

Steninge Brukのパン
各種パンもある
Steninge Brukのケーキ
スウェーデンの定番ケーキや軽食海老のオープンサンドもある
Steninge Brukのメニューの黒板
ブランチは大人425クローナ(約6,800円)
Steninge Brukの列の案内
ブランチは左へ、それ以外は右へ並びましょう

人が多すぎて店内の写真がありませんが、写真を見たらきっと「渋谷?新宿?」って感じの人口密度に驚くと思います。

ブランチにして予約するのをおすすめします。

私はブランチではなくて、単品のミートボールを食べたのですが、スウェーデンらしさ全開の濃い味付けでした。

Steninge Brukのミートボール
ミートボール265クローナ(約4,200円)

Steninge Bruk
月曜日-金曜日: 11:00-18:00
土曜日・日曜日・祝日: 10:00-17:00
休業日: 夏至前夜、クリスマスイブ、クリスマス、ボクシングデー、大晦日、元旦
5月5日に屋外席がオープンするそうです
HP : https://steningebruk.se/

お城と公園

ショップやレストランの目の前に公園(Sterninge Slottsby Parken)の入り口がありますので、ぜひお散歩を!

公園は12時から16時半までのオープンだそう

Sterninge Slottsby Parkenの門
Sterninge Slottsby Parken

公園の中をテクテクと歩いて進むと、黄色いお城が見えてきます。

Sterninge Slottsbyの裏側
ここから先はプライベートですよー、とのこと
黄色い壁のSterninge Slottsby
Steninge slott

おとぎ話に出てくるようなお城が個人所有?とびっくりして、気になって調べてみました。

どんな人がここを所有できるんだろう?って思いませんか?

所有者はGelba fastigheter ABという会社( https://www.gelba.se/)で、そのオーナーのPer Taube氏はなんと会社を125社も所有していました。

Sterninge Slottsbyの正面階段
ここに1人で住んだら夜とかちょっと怖そう

サスペンスの舞台になりそうなお城。でも夏はきっと最高なんだろうなー。

遠くから見たSterninge Slottsby

お城の目の前は水辺。家から水着のまま飛び出して、ざぶんと泳げますよね。

ただ、スウェーデンは夏でも寒すぎて泳げないけど。

水辺へ続くSterninge Slottsby前の道
水へつながる階段
ほら泳げそう
夕日に見える太陽
夕日みたいだけど夕日じゃないです。11月の午後12時半くらい。

余談ですけど、これまで出てきた写真が、全部曇り空で暗いですよね。

11月のスウェーデンは毎日こんな感じです。

なので、スウェーデン旅行を考えている場合は、11月のスウェーデンはおすすめしません。

むしろ「11月に来ちゃダメ!」と全力で引き止めたいです。

夏のスウェーデンは最高としか言いようがないですが、11月に初めてスウェーデンにきたら多分嫌いになっちゃうと思います。

Sterninge Slottsby周辺の散歩道
お城の周りお散歩している人が結構いました。

お城の近くには、1690年に建てられた鐘楼(The Belfry)がありました。

時計は1909年に制作されて、とても価値のあるものだそうです。

1690年代といえば、日本は江戸時代で「生類憐みの令」が出た時期ですね。

その頃からこの鐘楼はここに建っていたのか!と時代に思いを馳せました。

Sterninge Slottsby近くの赤い壁の鐘楼
The Belfry

フェルゼンのメモリアル

お城を見て、ご飯も食べたし、水辺も見たし、さて帰ろうかな?と思っていたら、苔むした壁を発見!

なんだろう?と進んでみます。

苔むした道
お城の正面に向かって左手に怪しげな道

まっすぐ進んだら、赤い建物が見えてきました。なんだろう?

アクセル・フォン・フェルゼンの記念碑
突然のモニュメントと十字架

歩き疲れたので、遠目から写真だけ撮って、「さ、帰ろう」と立ち去ろうとしましたが、胸騒ぎがしたので近寄ってみました。

すると、アクセル・フォン・フェルゼンの文字が!(※スウェーデン語の発音はフェッシェン寄りです)

アクセル・フォン・フェルゼンのモニュメント
きゃあ、フェルゼンだー!

「フェルゼンって誰?」という方のために、かんたんに説明すると、フェルゼンはスウェーデンの貴族で、漫画「ベルサイユのばら」に登場します。

フランス王妃マリー・アントワネットの愛人で、王妃を愛し続けた人。

↓ベルばらのフェルゼンがカッコいいんです!

フランス革命の時に、王妃一家をパリから逃亡させようとするフェルゼンにキュンキュンしました。

アクセル・フォン・フェルゼンのモニュメントの説明
フェルゼンの記念碑の説明。フェルゼンの弟のファビアンが1813年に建設。

そして、今回紹介したSteninge slottは、1735年から1839年までフェルゼン家に所有されていたと書かれていて衝撃を受けました。

フェルゼンがここにいたってこと!!同じ景色を見たってこと!?きゃー!

クリスマスの話のつもりが、途中からフェルゼン祭りになっちゃってすみません。でもなんだか嬉しかった。

次は夏に来ようかな。きっと緑がすごく綺麗だと思います。

林の中に建つアクセル・フォン・フェルゼンの記念碑
バイバイ、フェルゼン。お墓じゃないし「そこにー私はーいませんー」だろうけど。

勢いでベルばらのフェイスパックも見つけてしまいましたけど、これで顔面マリーアントワネットになれるかもしれないです(なれません)。

アクセス

アクセスですが、ストックホルム中央駅から、電車とバスを乗り継いで1時間弱。

まあまあ近いんじゃないでしょうか?

気をつけたいのは、バスの時間です。

最寄りの電車駅Märstaまでのバスは1時間に一本なので、帰りのバスの時間を気にしながら散策してください!

私はバスの時間を見誤ってMärsta駅からUberを使いました。

106クローナだったので、約1,600円でした。

ストックホルムの近郊電車内
ストックホルム中央駅からMärsta駅まで乗ったPendeltåg(通勤電車)
ストックホルム近郊でUber車内
Uber車内から一瞬見えた太陽に歓喜!

さいごに

クリスマスに全然関係ないコップを2つ買って、クリスマスグッズは一つも買わず、木枯らしに吹かれて公園を散歩しましたけど、最後にフェルゼンに会えて(会えてない)すごく満足の半日でした。

クリスマスなら、やっぱりガムラスタンが一番しっくりくるってこともわかりました。

私はやっぱり、ワッフルとグロッグで温まりながらクリスマスのリースを選んで、石畳を歩くガムラスタンのクリスマスが好き。

ガムラスタンの記事もよかったら読んでください。

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