ガムラスタンの歴史的レストラン Den Gyldene Freden

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レストラン

ガムラスタン(旧市街)は、レストランがたくさんあって、どこへ行ったら良いか迷ってしまいませんか。でも心配いりません。ガムラスタンには、Den Gyldene Fredenというレストランがあります。

Den Gyldene Fredenは、1722年にオープンした歴史的なレストランで、スウェーデンで最も古いレストランの一つとして知られています。また、スウェーデンの伝統料理を提供していますので、スウェーデンの食文化も体験することができます。

今回は、ガムラスタンの思い出作りや、スウェーデンの食文化に興味がある人にとって、見逃せないレストランを紹介します。

外観と内装

ガムラスタンのÖsterlånggatanにあり、Den Gyldene Fredenの旗が目印
1722年のオープン以来、ほとんど変わっていない内装
落ち着いた雰囲気だけど、堅苦しさは感じません
文学者や音楽家など多くの著名人が通ったことでも知られています
スウェーデン紙幣50クローナ札に載っているエバート・タウべも、このレストランの常連だったそうです。彼もこの景色を見ていたのでしょう。
全てのテーブルにキャンドルの灯りが灯っているのが素敵

ある週のランチメニュー

週替わりランチメニュー。夜のメニューより少なめです。
ランチのドリンクメニュー。写真はスウェーデン語ですが、英語のメニューもあります。

ある日のランチ

写真手前は、スウェーデン人が大好きな堅いパン。アップルムストは、余計なものが入っていない、りんごの味がしっかりする飲み物です。
ランチは都度変わりますが、この日は鴨肉とカボチャのピュレでした。夏はランチがなく、アラカルトのみオーダーできます。コッテリとした鴨肉に酸味のある玉ねぎが良いアクセントとなっていました。

雰囲気の良い地下のテーブル

地下のテーブル。テーブルクロスが敷かれて、地上階のテーブルとは違った高級な雰囲気。地下の席が良い時は、予約時にその旨を伝えましょう。

トイレ

オープン当初から変わらない内装ということですが、トイレは流石に綺麗に現代風になっていました。
トイレは地下にあり、階段が多いので足の悪い方には辛いかも知れません

Den Gyldene Fredenの出来事と現在

1722年にオープンしたDen Gyldene Fredenは、長い歴史の中で様々な出来事がありました。その中でも、特に印象的な出来事を2つ紹介します。

1919年のことです。画家のAnders Zornは、Den Gyldene Fredenが閉店の危機にあることを知ります。そして、彼は、レストランを閉店危機から守るために店舗を買い取ったのです。

その後、彼の遺言により、常にミートボールがメニューに残る様になりました。

また、1925年1月15日の朝、アストリッド バーグマン(スウェーデンの画家および作家)とエバート タウベ(スウェーデンの著名な作曲家、歌手、作家)の結婚式で、一晩中パーティーをしていたゲストのためにDen Gyldene Fredenで朝食が提供されました。

約100年前の出来事ですが、楽しかった宴の余韻が伝わってくる様です。

ところで、レストランがこの場所にオープンしてから300年経っています。その間、どれほど多くの人々がこの空間で食事を楽しんだのでしょうか。家族や友人と一緒に、時には一人で、楽しい時も悲しい時も、ここで数え切れないほどの人間ドラマが繰り広げられたことでしょう。

その様子を想像するだけでも心が躍ります。

現在では、スウェーデン・アカデミーの会員が定期的に集まり、ノーベル賞の受賞者を議論する場所としても使用されているそうです。

歴史とスウェーデンの伝統料理を体験しに、是非訪れてみてください。

Den Gyldene Fredenのインフォメーション

Den Gyldene Freden
住所 : Österlånggatan 51, 111 31 Stockholm
地図 : Googleマップで見る 
HP : http://gyldenefreden.se/

通常の営業時間
月-木 : 12:00 – 23:00
金 : 12:00 – 01:00
土 : 17:00-01:00
日 : 定休日

6/22-8/18の期間は時間変更とメニュー変更にご注意してください(2024年)
ランチメニューの代わりに、アラカルトメニューの提供
月-木 : 12:00 – 23:00
金-土 : 12:00 – 00:00
日 : 定休日

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