海外への日本土産、何を選べばいいか迷っていませんか?
相手の好みがわからないと、悩んでしまいますよね。
でも、安心してください。実際に私がトライ&エラーを繰り返して見つけた「ほとんどの人に喜ばれる日本土産」を厳選して紹介します。
逆にあんまり喜ばれなかったお土産も載せているので、ぜひ参考になさってください。
これでもうお土産選びに迷わないはず!
実際によろこばれた間違いないお土産
私は現在スウェーデンに住んでいますが、ここは移民の多い国なので、さまざまな国から来た人たちが暮らしています。
お土産を渡した相手もスウェーデン人だけでなく、ヨーロッパ各国の人やアジア、アメリカ、アフリカ出身の方など、本当に多様です(国名を細かく挙げると長くなるので、ここではざっくりとした分類で)。
スウェーデン人はもちろん、それ以外の国の人たちにも実際に日本土産を渡してみて、「喜ばれたもの」と「反応が微妙だったもの」を、私の体験をもとにまとめてみました。
鉄板トップ3
初めて会う海外の人に渡す日本土産、何がいいか迷いますよね。
まずは、ホームステイ先や留学先、出張先など、相手の好みがよく分からない状況でも安心して渡せる“鉄板のお土産トップ3”を紹介します。
とりあえずこの中から選んでおけば、大きくハズすことはないはず!
その人に合ったものを選ぶのは仲良くなってからでいいかな、と思います。
白い恋人
どの国の人にも喜ばれたのは、断然「白い恋人」です。サクサクのクッキーにチョコレートが挟まれていて、いくらでも食べられちゃう。
「白い恋人が嫌い!」っていう人には、私はいまだに会ったことがありません。
一つ問題は、私自身も白い恋人が好きすぎて、渡す直前に「やっぱりあげたくない!」と葛藤することくらいでしょうか。
ヨックモック
みんなに喜ばれるお土産といえば、ヨックモックも間違いないです。
シンプルなプレーンより、チョコレート入りの「シガール オゥ ショコラ」のほうが人気。
わかりやすい甘い味が好きなのかなと思います。
ものすごくお世話になった人にはヨックモックの詰め合わせを持っていきますが、本音はあげるのが惜しいです(ホントに心が狭くて)。
「飛行機で大事に運んできたから、ほんとはあげたくないな。」って気持ちですが、喜んでもらえるからいいのかな。
ロイズポテトチップチョコレート
ロイズのポテトチップチョコレートも、喜ばれるお土産です。
冷蔵品なので冬限定のお土産かと思いますが、スウェーデン人が大好きなポテトチップスとチョコレートの最強コラボで、間違いない美味しさ。
ただし、箱がかさばる割に中身はスカスカなので、本当に大事な人へのお土産にしています。
ちなみに、ロイズのポテトチップチョコレートが高いなと思ったら、似た感じの味で「じゃがチョコ」があります。
最近は「ロイズじゃなくてこれで十分かな?」って気になっています。
値段はロイズに比べたらかなりお手頃で、気軽にあげられるので。
気軽に買えないけど人気のホワイトチョコラスク
ガトーフェスタハラダのホワイトチョコラスクは溶けやすいので、販売期間が10月から5月下旬までで、夏は買えません(チョコなしのラスクは通年買えますがそれは普通の味)。
カリカリのラスクに、少し厚めのホワイトチョコがたっぷりかかっていて、冷やして食べるとさらに美味しいです。
ありそうでなかった組み合わせで、海外ではあまり見かけないお菓子なので、そういうところも喜ばれるのかなと思います。
安いのに好評だったのはこれ
バラマキ土産なら、安めのお菓子がやっぱり便利!
スーパーのお菓子でも、意外と喜ばれますよ!
ブランチュール
白い恋人がちょっと高いなと思ったら、「ブランチュール」もおすすめです。
白い恋人は渡す前の心の葛藤がすごいですが、ブランチュールなら値段的にも気軽に渡せるのがいいのです!
Fran
次はFranです。ポッキーみたいだけど、ポッキーよりチョコが多め。チョコ自体がふわっとしていてとても美味しいのです。

Franをスウェーデン人にお土産にあげたらすごく喜ばれて、「ポッキーかと思ったらもっと柔らかくて、なんなのあれ?すごく美味しかったよ!」と驚かれたことがあります。
下のリンクでは、ポッキーもセットになっちゃっているので、スーパーでFranだけ探してみてくださいね。
チーザ
チーザってご存知ですか?私は昨年くらいに初めて知ったのですが、美味しくてびっくり。
試しにスウェーデン人にもおすすめしてみたら好評だったので、甘いものが苦手な人へのお土産候補に良いかなと思います。
チーザはつまりチーズなのですが、硬くてパリパリしていて、チーズの味が濃厚でとても美味しいのです。
お酒のおつまみにもぴったりで、ビールにもよく合います。
チーズって誰にでも馴染みがあるので、意外と喜ばれると思います。あと、運ぶときに割れやすいので、それだけ気をつけてください。
うまい棒
うまい棒は今さら説明いらないかもしれませんが、美味しいですよね。値上がりしたとはいえ、まだまだお手頃価格で気軽にあげられます。
超健康志向のスウェーデン人に添加物を心配されたことがありますが、それ以外の人には好評でした。
ただ、パッケージが子ども向けっぽいので、目上の人に渡すのは避けるようにしています。
ハッピーターン
ハッピーターンはストックホルムのアジア食材店でも買えますが、やっぱり人気。
初めて食べた人に「なんなのこれ(美味しい)?」「これってスウェーデンでも買えるかな?」と色々質問されるので、きっと彼らの心に響く味なのだと思います。
シンプルに美味しいハッピーターンですが、「これはハッピーパウダーがかかってるんだよ(袋にそう記載あり)」と説明すると、会話が弾むきっかけになります(私だけ?)。
果汁グミ
グミはスウェーデンでも買えますが、果汁100%のグミは特に美味しいみたいでおすすめです。
フルーツ感がたっぷりで、お子さんへのお土産にもいいかなと思います。
お子さんに白い恋人はちょっと値が張るけど、果汁グミなら気軽にあげられますよね。
とはいえ、スウェーデン人は大人でもグミ好きな人が多いので、大人へのお土産もアリだと思います。
よっぽど仲が良い人へはこれ!
ここまでは、初対面やあまりよく知らない人向けの、万人ウケするお土産を紹介してきましたが、この先は、性格や好みをよく知っている親しい人へのお土産についてです。
山﨑ウイスキー
私の周りのスウェーデン人は、ビールやワインよりもウィスキー好きな人が多い印象です。
中でも「山﨑」のウィスキーは特に人気があります。スウェーデン人の中では、山﨑ウィスキーは大谷翔平選手よりも有名かもしれません。
また、知人のスウェーデン人に、日本旅行で買ってきた山﨑ウィスキーを鍵付きの戸棚にしまっておいて(家宝扱い)、週末にゆっくり飲むのを楽しみにしている人もいます。
かなり高価なので、普通のお土産としてはなかなか買えませんが、例えば結婚の挨拶で相手の親御さんに会うときなど、特別な機会にはぴったりかもしれません(そんな機会はなかなかないと思いますが)。
それか親友の結婚のお祝いとか?
ちなみに山﨑のウィスキーはスウェーデンの国営酒屋でも売られているので、プレゼントしたら、その価値をよくわかってもらえると思います。
エビスビール
スウェーデンの国営酒屋では、アサヒやキリンビールは売っているけれど、エビスビールはないのです。
だから、「日本のビールだよ」と言ってエビスビールをあげると喜ばれます。エビス、美味しいですよね。
ただし、禁酒している人もいるので、事前に調べてからあげてくださいね!
あと、「パッケージに描かれているのは恵比寿様という神様だよ」、と話すと盛り上がるかと思ったら、「そんなことより早く飲みたい!」って空気になったこともあるので、ウンチクはほどほどに!様子を見ながらどうぞ!
食品サンプルキーホルダー
食品サンプルのキーホルダーやマグネットも、なかなか好評でした。
私は食品サンプルこそ、日本の粋を集めた芸術品だと思ってます。
ただ、うなぎやたこ焼きのようなちょっとマニアックな和食は伝わりにくいので、お寿司や目玉焼きなど、わかりやすい食べ物がおすすめです。
あと、飾るだけのものより、キーホルダーやマグネットになっている方が使いやすいみたいでした。
最近は100均でも見かけるようになったので、アマゾンでポチッとするよりは、実際にお店で実物を見て買うのが安心かなと思います。
羽田空港で売られているのを見かけたこともあるので、空港でもチェクしてみてください。
よく切れる包丁
京セラのセラミック包丁は、お料理好きの人にかなり喜ばれて、ヘビロテされていました。お宅にお邪魔するたびに、一軍で活躍している京セラ包丁を見かけて嬉しかったのを覚えています。
「なんでこんなに切れるの?すごい!」と驚かれましたが、私からすると、外国の包丁は「なんでこんなに切れないの?」って感じです。
ただ、日本人的には刃物をプレゼントするのはタブーですよね?
海外ではあまり気にされないと思いますが、かなり仲良くなってから、そしてお料理をする人かどうかをよく確認してからプレゼントするのが安心だと思います。
レアケース(サンプル2人)
私の知り合いのギリシャ人に、日本のアーモンドチョコの熱烈ファンがいます。「日本で一番美味しかったお菓子」とのこと。
なので、一時帰国の際にアーモンドチョコを数箱と、ダークチョコバージョンも追加で買って持っていったら、とても喜んでくれました。
私の周りには日本旅行をする人が多いので、お土産を選ぶ際には、日本で気に入ったものを教えてもらったり、リクエストを受けたりするのが、いちばん楽だなと感じた一件です。
バッグインバッグはお土産として渡したわけではないのですが、数人から「なにそれ?すごくいいね!」と言われました。
日本らしい雑貨なのかな?整理整頓好きな日本人らしいアイテムだからかもしれません。
仲良くなってから興味を示した人に、お土産として買うのもアリかな?ナシかな?ちょっと迷いますね。
こんな選択肢もある、ということで、載せておきます。
失敗したお土産
次は失敗したお土産です。敗因は主に、日本っぽさを全面に押し出したことだと思います。
ストックホルムで売ってるからやめた方がいい品6選
下記6つのお菓子はストックホルムで買えます。
- ポッキー
- キットカット
- チョコパイ
- ハイチュウ
- コアラのマーチ
- 柿の種
特にポッキーやハイチュウはアジア食材店だけではなく、普通のスーパーにも並ぶようになってきたので、お土産で渡しても微妙な感じになってしまうかも。
特に台湾人や韓国人にはお馴染みすぎて嬉しくないかもしれません?レアなご当地キットカットならいいかもしれませんが。
それに例えば、フランス人からエビアン(水)をお土産でもらっても、「え?エビアンならスーパーで買えるし。」ってなりますよね。
現地で売っているものをあげるのって、そんな感じだと思います。
ただ、日本のお菓子はスウェーデンで買うと日本の2倍くらいの値段がするので、もらうと嬉しい人もいるのかも?
また、ストックホルムではキットカットやチョコパイは珍しくありませんが、スウェーデンの地方に住んでいる人へのお土産だったら喜ばれるかもしれません。
相手の状況を見て渡すのがいいのかな。
日本人が買っていきがちだけど人気がないお土産
失敗例を続けます。
羊羹、きんつば、水羊羹
羊羹で大失敗したのは私です。
「せっかくだから日本的なものを」と張り切りすぎて、豆が甘いのが苦手な人もいるということに気づきませんでした。
スウェーデン人はお米をミルクで甘く炊いたものを食べたりしますが、私たち日本人も「お米にミルクや甘い味付け?」ってちょっと抵抗がありますよね。
それと同じで、日本らしさを前面に出しすぎるのは考えものだなと学びました。
とはいえ、羊羹は苦手でも、あんこがお餅で包まれた大福なら大丈夫という人は意外と多いです。
「MOCHI」と呼ばれていて、なぜか人気があります。不思議ですよね。きっと「モロあんこ」がダメなのかもしれません。
ちなみに、大福はデパートとかのじゃなくて、セブンの大福で十分喜ばれました。
八ツ橋
大福はけっこう広まってきましたが、八ツ橋は微妙なポジション。
ちなみにスウェーデン人って、あんなにシナモンロールが好きなのに、お餅にシナモンがついてると急にダメになる人がいるのが不思議です。
食べ慣れた組み合わせじゃないと抵抗があるのかも?
でも、「八ツ橋ってすごく美味しい!」と感動してくれた人もいるので、あげるなら相手をよく見て判断するのがいいと思います。
見極め方は、普段の食事で新しい食材にチャレンジする人なら大丈夫そうで、逆に、初見の食べ物を食べないタイプの人にはリスクかもしれません。
あと、八ツ橋は賞味期限が短すぎる商品が多いので、お土産向きではないかも。自分用のお土産にはいいですね。
ガルボ
ガルボは私の大好きなお菓子。
特にいちご味が大好きで、これは絶対喜ばれるでしょ!と自信満々でアメリカ人にあげたら「味がないんだけど、、、。」と、まさかの反応で膝から崩れました。
しかも、かなり申し訳なさそうに言われたので、気まずかったです。
たしかにアメリカのお菓子と比べたら、ガルボは甘さ控えめですよね。なかなかカルチャーショックなガルボ事件でした。
ちなみにヨーロッパ人に「味がない」と言われたことはありません。
エビ煎餅
エビ煎餅は、日本人にはウケが良いお土産なのですが、外国人にはとにかく不人気でした。
渡したときは「ありがとう!」と笑顔で受け取ってくれるものの、一枚食べたあとは、まったく手をつけられない可哀想なえびせん。
白い恋人はパクパク食べていたので、やっぱりエビや魚の香りがダメだったのかな?と推測しました。
ただ、台湾や中国のバックグラウンドを持つ人には意外と好評です。味に馴染みがあるようで、全然平気な様子。
煎餅や魚介風味のお菓子に抵抗があるのは、やっぱりヨーロッパ圏の人たちなのかもしれません。
桂新堂のエビ煎餅、美味しいんですけどね。
風呂敷
風呂敷も、お土産に選んで失敗したひとつです。
日本っぽいし、「エコで便利!」という思いを込めて、使い方の紙まで添えて渡しましたが、使っている姿は一度も見たことがありません。
「すごく便利だったよ!」みたいなリアクションもないし、今はどうしているのだろう、あの風呂敷。
そもそも風呂敷って、私たち日本人でもほとんど使わないですよね。旅行のときにちょっと小物を包んだりすることはあるけど、普段の生活ではまず使わない。
ましてや外国人にとっては「もらったはいいが、どうするの?」という存在なのかもしれません。
箸セット
箸セットは、日本らしいお土産ですが、渡す相手は選んだ方がいいかもしれません。よっぽどの日本好きか日本通じゃない限り、使う機会ってないと思います。
最初に1−2回珍しさで使ってくれても、気づくとやっぱりナイフとフォークに戻ってる。食卓がナイフ&フォークの文化なら、しょうがないと思います。
私はロッピス(蚤の市)によく行くのですが、スウェーデンのロッピスで、明らかに高そうな新品の夫婦箸がぽつんと売られているのをよく見かけるので、「やっぱり箸って、あんまり使われてないんだなあ」と思います。
もしプレゼントするなら、「箸が欲しい」とリクエストされたときにした方がよさそうです。
抹茶
抹茶は好き嫌いがはっきり分かれるので、初めての人にあげるのはちょっとリスクがあります。
とはいえ、「Matcha」アイスが売られたり、スウェーデンでも抹茶自体はだんだん浸透してきているので、もろ抹茶!よりは、お菓子にしたり抹茶ラテなどにすれば渡しやすいかもしれません。
抹茶をリクエストされた時や、明かに抹茶好きの人には、もちろんプレゼントしてください。
海外では抹茶はちょっと高価なので、喜ばれると思います。相手の好みを見て渡しましょう。
それでも抹茶をあげたいあなたへ
ROYCE'(ロイズ) プラフィーユショコラ 抹茶 は、チョコの中に抹茶ソースが入って「もろ抹茶」ではなく抹茶感が薄まります。
溶けやすいので、冬のお土産に!
突然ですが私は見たんです!
日本贔屓のスウェーデン人が、日本旅行で明治抹茶チョコレートを買い込んでスウェーデンへ帰ってくる姿を。
なので、「抹茶+チョコ」なら良いのかもしれません。
明治の抹茶チョコなら安めだし個包装だし、バラマキ土産にはいいかもしれません。
もう一回買ってきてと頼まれたもの
日本土産をあげた人から、「もう一回食べたい」、「あれ美味しかった」、とリクエストされるのは断然「白い恋人」です。
圧倒的に一位です。他を寄せ付けない勢いで振り切って1位。
私も白い恋人が大好きなので気持ちがよくわかります。美味しいですよね。
結論:すごく喜ばれたもの
「結局、海外への日本土産はなにがいいか?」の結論ですが、いうまでもなく「白い恋人」です。
お土産の注意点
宗教上の理由や健康問題、他の理由で食べられないものもあるので、アルコールや豚肉は避けるのが無難です。
その点、お菓子ならだいたい大丈夫だと思います。
アーモンドなどのナッツ類はアレルギーがある人もいるので、事前にチェックするか念の為避けた方がいいかも。
さいごに
お土産は、自分の好みを優先するよりも、相手に馴染みのあるものや食べられそうなものを選ぶのがコツかも?
日本っぽさにこだわりすぎないで、相手の口に合いそうなものや、喜んでもらえそうなものを選ぶのが思いやりかなと思います。
「これが日本だ!」っていう豪速球を投げるよりも、相手が取れそうな球を投げるっていうか(意味不明でしたらすみません)。
そもそも海外ではお土産文化があまりないので、なくても全然問題ないと思いますけど、それでも何か渡したいのが日本人の心意気ですよね。
この記事がお土産選びのお役に立てれば嬉しいです。
コメント