初めての街だと、交通機関がどうなっているのか気になりますよね。
そんなあなたのために、ストックホルムの公共交通機関のチケットの買い方や乗り方、もし忘れ物をしたときの連絡先まで、しっかり解説します。
これさえ押さえておけば、地下鉄やバス、トラム、SLフェリー、郊外電車もサクッと乗りこなせて、楽しく観光できると思います。
乗車券を買う
まずはチケットを買いましょう。チケットは、SLアプリ、タッチ決済クレジットカード、SLカードの3通りの方法で買えます。
チケットには、片道チケットとトラベルカードの 2 種類があります。
SL(Storstockholms Lokaltrafik)はストックホルム地方交通局の略です
乗車料金
20 歳未満の人、SL ロゴ入りのスウェーデン学生証を持つ学生、 65 歳以上の人には割引料金が適用されます。
大人料金 | 割引料金 | |
シングルチケット(75分有効) | 43 クローナ | 26 クローナ |
24 時間 | 180 クローナ | 110 クローナ |
72 時間 | 360 クローナ | 220 クローナ |
7 日間 | 470 クローナ | 290 クローナ |
30 日間 | 1060 クローナ | 650 クローナ |
有効時間内ならSL のすべてのサービスに乗り換えができて、SLマークのあるフェリーにも乗れます。
子供連れで乗車するとき
7 歳未満の子供は、大人が同伴する場合に無料で乗車できます(人数制限なし)。
7~11 歳の子供は、大人が同伴する場合は終日無料で乗車できます(6人まで)。くわしくはこちら(英語)
タッチ決済対応クレジットカード
タッチ決済対応クレジットカードなら、乗車時にカードリーダーにカードをかざすだけで支払いができます。
使えるカードは下記の3つです。
・VISA(ビザ)
・Mastercard(マスターカード)
・American Express(アメリカンエキスプレス)
カードの詳細を入力しておけば、支払い履歴やチケットのステータス、運賃を確認できます。詳しくはくわしくはこちら(英語)
SLアプリ
SLアプリは残り時間がパッとみてわかるので便利です。SLアプリをダウンロードしたら、クレジットカードを登録して使います。

SLアプリの場合は、乗車前にアクティベートをしてチケットを有効化するのを忘れずに!
SLカード
アプリやカードのタッチ決済はちょっと、、、という人はSLカードを買いましょう。

主要な地下鉄駅の有人窓口や、市内にあるPressbyrånなどの提携店舗(Pressbyrån や 7-Eleven など)に行き、カードを購入してチャージします。
カード自体は50クローナかかりますが、 次の旅行でも再利用して使えます。


地下鉄
地下鉄はスウェーデン語で「Tunnelbanan」といって、青い「T」のマークが目印です。


SLの路線図

乗換案内で覚えておきたいマーク
はじめて見ると、Googleマップで出てくる乗換案内のマークがわからないと思いますので、かんたんに説明します。
トラムは7番、Tのマークは地下鉄です。


地下鉄の改札で係員を呼ぶボタン

ベビーカーや子供連れ、車椅子、松葉杖など係員の方のヘルプが必要な時は、改札口の緑色のボタンを押しましょう(幅広の改札)。
すると、係員の方が扉を長めに開けておいてくれます(タッチしてすぐ通過しないとすぐに扉が閉まってしまうので)。

日本で交通系ICカードに慣れていれば、ほぼ同じように使えると思います。

出口で乗車券は必要なく、そのまま出られます。
わかりやすい行先表示
プラットフォームには、わかりやすい行先表示があります。これを見れば、これから乗る電車の行き先や停車駅がひと目でわかります。
色が消えている方向には電車は向かいません。



車椅子やベビーカーでも地下鉄に乗れます。車椅子マークのある扉から入ると広めのスペースがあります。
ただ、日本の様にプラットホームに「停車位置」という表記はないので、どこに止まるか直前までわからないのでハラハラです。






バス
バスには、連結バスと通常のバスの2種類があります。以前はすべて前方から乗車し、カードリーダーでチケットを読み込む必要がありました。
でも最近は連結バスなら後方からも乗車できて、後方のカードリーダーでチケットを読み込めるようになっています。
後方にカードリーダーがあるバスは、扉にSLカードやクレジットカードのマークがあるので見分けられると思います。


「ストックホルムのバスあるある」ですが、まだ乗り終わっていないのに扉が閉められてしまうことがあります。
そんな時は、扉にある「青色で囲まれたパネル」をタッチすると、運転手さんに合図が送られて気づいてもらえます。

バスの路線図
ストックホルム市内の主なバス路線図はこちらから見られます。

トラム : Spårväg City
トラムは改札口がないので、SLアプリなら 乗車前にアクティベート(有効化)して、SLカードならプラットフォームのカードリーダーにタッチして有効化しておきましょう。
トラムは改札がない代わりに、割と頻繁に検札が回ってくるので、アクティベートを忘れないようにしましょう。ただ、夏の間は混雑するので、車内ではなく乗車する前に係員がチケットをチェックします。



トラム7番の路線図
トラム7番の路線図はこちらから
フェリー : Pendelbåt
SLチケットがあれば、SLマークのフェリーにも乗れます。

フェリーの時刻表をダウンロードすることもできます。ここをクリックして、カテゴリーで「Båt(フェリー)」を選ぶと一覧が出てきますので、「Ladda ner PDF(ダウンロード)」をクリックします。
SLフェリーの乗り方は、下記の記事でくわしく説明しています。
郊外電車 : Roslagsbanan
ストックホルムの東部と北東部を結ぶRoslagsbananは、旅行者には必要ないかと思いましたが、SLチケットで乗れるので少しだけ説明します。

この路線に目立った観光地はないのですが、強いていうなら、Täbyという駅の目の前にある「Westfield Täby Centrum」という大型ショッピングモールがおすすめです。
78,000 平方メートルの広さの売り場に 200 近くのショップやレストラン、スーパー、映画館、ミニゴルフ、子供の遊び場等があって、雨の日でも一日ここで楽しめると思います。

罰金はいくら?
たまに「チケットコントロール」という検札係が車内を回ってきます。有効なチケットを提示できない場合は、1850スウェーデンクローナの罰金と片道チケット料金を払うことになります。
特にアプリの場合は、チケットを有効化するのを忘れがちなので気をつけましょう
忘れ物をしたら
SLの地下鉄やバスで忘れ物をしてしまったら、「SL Hittegods(SL落とし物)」へ問い合わせましょう。
08 600 10 00 に電話するか、hittegods@mtr.se にメールして、落とし物が届いていないか確かめられます。
メールを送信する際には、失くした物の詳細や日時、場所を詳しく書くとスタッフが見つけてもらいやすいそうです。


ちなみに、私は以前、地下鉄に忘れ物をしてここに問い合わせましたが、見つかりませんでした。でもあきらめないで問い合わせしてみてください。
SL Hittegods
住所:Klara Östra kyrkogata 6, 111 52 Stockholm
http://sl.se/sv/info/kundservice/hittegods/
モバイルバッテリーがあればバッテリー切れの心配なく旅行が楽しめます
![]() | 価格:2990円~ |

「海外に行くたびに、SIMカードを買ったり、Wi-Fiルーターをレンタルするのが面倒…」と思っていませんか?
実は、もうそんな手間はいりません。eSIMならSIMカードを差し替えなくても、そのままネットが使えます。
☑️ eSIM対応のスマホなら、アプリで数タップするだけで現地の通信をゲット
☑️ SIMカードを無くす心配なし! 差し替え不要ですぐ使えます
おすすめのeSIMプランはこちら
![]() | 価格:1440円~ |


インフォメーション
SL(Storstockholms Lokaltrafik):ストックホルム地方交通局
HP : https://sl.se/
コメント