ノーベル賞博物館のBistro Nobel

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カフェ

ガムラスタンにはたくさんのカフェがあるのですが、数が多くてどこへ行ったらいいか迷ってしまいませんか。

私はかつてガムラスタンのカフェを探すのに苦労しました。ストックホルムの美味しいカフェは、ほとんどがガムラスタンの外にあるからです。

でも、ガムラスタンのカフェでトライ&エラーを繰り返した私が、Bistro Nobelでついに落ち着くことができたので、その魅力を紹介します。

ノーベル賞博物館 : Nobel Prize Museum

Nobel Prize Museum

今回紹介するBistro Nobelは、ノーベル賞博物館の中にあるビストロです。

実は、ノーベル賞の受賞者の功績のことは難しくて、私にはさっぱりわかりません。学生時代の化学や生物の授業も、先生の声が子守唄のようで、気づいたら夢の中。そんな私が博物館を見学しても、案の定、頭の中にハテナがいっぱいでした。

だから今回は、博物館のことはさておきビストロにだけ注目して紹介します!

Bistro Nobel

Bistro Nobel

Bistro Nobelは、ノーベル賞博物館の入場料を払わなくても入れます。受付で、「カフェだけ行きたいです。」と伝えると、ゲートを通してくれるのです。

店内は、アーチがかった高い天井と、暖色のランプ、壁一面の写真と鏡で囲まれていて、優雅な雰囲気で居心地が良いです。大きな窓と高い天井があるだけで、こんなにも優雅な気分になれるのは、どうしてなのでしょう。

大きな窓からはStortorgetという広場が見えて、私は今ガムラスタンにいるのだなーと嬉しくなります。

ここで、食事やお菓子を楽しんだり、お喋りしたり、ぼーっとしたり。お昼時には、人でいっぱいになりますが、ガヤガヤした雰囲気すら心地よく過ごせます。

定番フードが並ぶショーケース

ものすごーく甘いKokostoppというココナッツのお菓子
夏のメニュー

ショーケースには、アップルパイ、掃除機の形のお菓子(Dammsugare)、アーモンドの入った焼き菓子(Toscabitk)、すりおろしたココナッツを焼いたもの(Kokostopp)、チョコレートケーキ(Kladdkaka)などのスウェーデン人の好きなお菓子が並んでいました。

ところで注文ですが、入って左のカウンターで注文して、コーヒーは自分で取りに行くというセルフサービススタイルです。コーヒーのお代わりは自由でした。

そして、最近気に入っているのが、Kokostoppというココナッツのお菓子です。ベタベタに甘いココナッツがこれでもかと入っていて、ココナッツの下のチョコレートの甘さを感じないほど。これが、苦ーいコーヒーとよく合います。

スウェーデンならではの、あまーい世界を体験してみてください。

ノーベルアイス

ノーベルアイス

ここでは、ノーベル晩餐会のお祝いデザートを食べられます。ノーベルアイスには、ノーベルメダルのチョコレートとふわふわの綿菓子が添えられてきました。

アイスクリームの味は正直言って特別感はありませんでしたが、ノーベルチョコレートが美味しかったので、お土産にショップで買ってしまいました。

受賞者のサイン椅子

Bistro Nobelでは、ノーベル賞受賞者のサイン入り椅子を見られることでも知られています。

サインがある椅子には、上の写真の様に、受賞者の顔写真入りの札が掛かっています。普段は人目が気になって、椅子をひっくり返すことが出来ないのですが、この日は店内に1人だけだったので見てみました。

本当にサインがあった!と感動。

ショップのおすすめ品

ノーベルチョコレート

ビストロ、ショップ、トイレとロッカーのエリアまでは、無料で入れます。

というわけでお土産ショップを物色。ノーベル賞チョコレートが意外と美味しかったので、お土産に買いました。

それから、日本人ハイになって、日本人受賞者のポストカードもいくつか買ってしまったのだけど、誰にこのカードを送れば良いのか、と我に返った今、思っています。

おまけ : 吉野先生の手書きノート

吉野 彰さんの手書きノート
ボールがコロコロ転がっていく楽しそうな遊び。1番楽しかった展示がこれ。私のレベルはこのくらい。

博物館の中には、2019年にノーベル化学賞を受賞された、吉野 彰さんの手書きノートが展示されていました。

私は、2019年の吉野 彰さんのストックホルムでの講演に伺った際、トイレの近くで吉野 彰さんとすれ違いました。

思い切って、「おめでとうございます!」と声を掛けたら、満面の笑みで「ありがとう」と手を振ってくださったのをいまだに嬉しく覚えています(きっと孫の代までこの話をし続けると思います。孫、いませんけど)。

それ以来、彼の大ファン。化学のことはサッパリわからないけど、大ファンです。もし私がノーベル賞を取ったら、肩で風切って歩いてしまいそうでが、さすがノーベル賞を受賞される方は、驕り高ぶらず人格者なのだと敬服しました。

Bistro Nobelのインフォメーション

住所 : Stortorget 2, 103 16 Stockholm
地図 : Googleマップで見る
HP : https://nobelprizemuseum.se/besok-museet/bistro-nobel/

この記事を書きながら思いましたが、Bistro Nobel、やっぱり好き。

お菓子は激甘だし、コーヒーは激苦だけど、綺麗で広々して開放感があって上品、トイレもあるという完璧な場所です。

ガムラスタンで休憩したい時に、ちょっと立ち寄ってみてください。

ガムラスタンのお散歩記事もどうぞ!

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